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きっかけ

noteを始めたきっかけはコロナのせい!?

このコロナ禍は多くの人々から大事なものを奪い、人生を変えてしまった。もう元の世界には戻らないということは多くの人が薄々感じていることだと思う。自分のポリシーとして反省はしても後悔はしないように全力で生きてきたつもりが、ここに来て大きく自信を失ってしまった。

経営者として財務的な部分は今の時点で出来うる限りの対策をし、あとは成り行きを見守る段階まで来た。ただ、営業部分においては対策、改革が全くもって終わらないのだ。というのも店内飲食が壊滅状態になり、例に漏れずテイクアウトのスタイルを一部の店舗で有志のスタッフと取り組んでいるのだが、出前代行サービスやテイクアウト予約のアプリなどをはじめ、調べれば調べるほど新しいサービスにぶち当たる。しかも、無料のものが多い。平時に戻れば、これはこれで一つの業態になりえるところまであっという間にきてしまった。

また、ネットショップ(https://www.wineshopfujimaru.com/)もそうだ。店頭での人間味あるワイン販売をコンセプトにしてきたフジマルにとってはネットショップは維持はしてきたけれど重要な存在ではなかった。ただ、現在のところ、唯一まともに稼働しているのはネットショップだけであり、今までのようなWEBに陳列(アップ)だけするような形だけではなく対面とあまり変わらないオンラインソムリエ(https://www.papilles.net/fujimaru_post/2020/04/08/43679/)のような仕組みを簡単にスタートすることができた。これもおそらくずっと続くサービスになるだろう。

また、ネットショップで購入したワインをレストランでテイクアウトと一緒に受け取れるピックアップワインサービスなど(これは飲食店の酒販免許取得によりしばらくは意義は薄くなってしまったけど)今まで想像だけで取り組んでこなかったことが、たった1、2週間で実現できている。そう、コロナ前と今とで、すでに違う会社になっているのだ。

今、本当に痛感していることは自身の仕事の怠慢。

何かしら言い訳をして形にしてこなかったことがコロナのせいで押し出されるような形でやらざるを得なくなっている。そもそもテレワーク、リモートワークなんて今さら感満載である。無料サービスでは、zoomが取り上げられているけれど、skypeなんて20年ぐらい前から存在してたのだ。もちろん在宅勤務にはセキュリティなど様々な問題があることは理解できるが、そんな重要な情報を扱うことのできるスタッフなんて、電車をすし詰めにするほど多くはないだろう。

日本の多くの経営者がコロナというナイフを首に突き付けられて急加速で今までの怠慢を取り繕おうとしている。そして、テクノロジーに着眼点と思考回路が合わさることにより、新しい『場所』にたどり着くことになるのだと思う。いつか世界が落ち着いたときに見える風景は、きっと今と同じように見えて違う風景なのだ。それに気付くかどうかは本人次第だけど。

やはり私がnoteを始めたのはコロナのせいだ。今まではSNSなどで、なんだかんだと書いてきたけれど、どれもが新しい情報に流されてしまい、思考の種を撒いても芽が出ない状態になっていたのだ。そんな自身の怠慢をコロナによって炙り出され、お尻に火がついてしまったのだ。正直、後悔の毎日がこんなに辛いものだとは思わなかった。だが、この先を言い当てることは誰にもできないし、会社を継続できるかどうかも今のところわからないけれど、唯一確実なことは明日も朝が来て、今晩もお腹は減るのだ。一人の人間として、また、経営者として自分を見つめ直すためにもしばらくの間、noteにお世話になろうと思う。

二度と後悔はしたくない。





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