いつから？

パチンコ屋さんや沖縄の観光業の方たちの気持ちを考えると本当に胸が痛くなる。

ちょうどそれは1ヶ月前に東京や大阪などの感染が広がっているエリアの飲食店が置かれていた状況と同じだから。補償や先が見えないのに、政府から営業自粛だけを『遠回し』に強要され、にも関わらず雇用はし続けろ、と。

ライブハウスやジム、旅行関係に至ってはもう2ヶ月以上もそういう状況。

まだ当時は政府からの圧力がメインだったけど、今は『自警団』まで加わって集団リンチみたいな状況。みんなちゃんと税金払って認可されて仕事してきたのに、まるで犯罪者扱い。

今なお実行された補償はなく、私の手元にはマスクすら届いていない。みんな生活がかかってる。ギリギリの会社にとっては今日明日の売り上げが存続できるかどうかを左右するぐらい経営者ならみんな理解してるはず。お客さんが自粛することは求められたとしても、法治国家というなら特定の企業だけに一方的な自粛要請は営業妨害じゃないのだろうか。今の施策は、経済的に弱いところは死ねと暗にほのめかしているのと同じだ。

ただ、じゃあパチンコ屋さんは野放しでいいのか？というとそれも違うと思う。その周辺の住民の方達はエリア外から不特定多数の人が集まることは恐怖だろうし、本人たちはよくても感染したら医療関係者に負担をかけるわけだし、その家族や知人も危険に晒す。時短は当然として、せめて住所確認して県外、エリア外は断ったり、座席を間引いて人数制限したり、業界として少しずつ歩み寄らなければいつまでも本当の意味での市民権は得られないと思う。

5月6日で何も変わらないことはみんな知ってる。緊急事態宣言が延長されても何も不思議ではない。結局はワクチンが完成するまでは状況は何も変わらないだろうし。

でも、あと1ヶ月この自粛を続けても、ロックダウンという形を取れない日本の仕組みでは、完全にこの感染症が終息することはない。なので、このままだとジリジリと企業の体力が奪われてワクチンができる頃には焼け野原と大量の失業者が広がり、生き残った企業も数年はこの損害を取り戻すために時間を使うことになる。

ここから飲食店経営者は次の判断を迫られている。

いつから再開するのか？

もともと自粛要請内で営業しているお店、テイクアウトだけで営業しているお店、完全に閉店しているお店、それぞれ色んな状況だけど、このままだと結果は同じ。体力がゆっくり減るのか、一気に減るのかの違いだけ。いずれにしても稼がないと経済的には生きていけないのだ。

どうか政府は中途半端に国民に自己責任を迫るような自粛要請ではなく、私たちは仕事をしていいのか、悪いのか教えて欲しいと思います。日本人の勤勉さ、倫理観に甘えた無責任な政策はここまでにして、腹をくくって前に出て欲しいと思います。もうとっくに多くの経営者は『覚悟』をしていますから。