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Up Rise Zero UNPARALLEL

クライミングを辞めて10年以上経った。身体を痛めたこと、仕事が面白くなったことなどが重なりネットニュースまで見なくなった。昨年クライミングの仲間から突然メールをもらってクライミングの先生が亡くなったことを知った。この歳になると親とかも亡くなっているが、先生の訃報は衝撃的で人が亡くなって初めて涙が出た。その後も仕事に忙殺されていたが大きな休みがありふと我に返るとコロナの中ではやることもなくぼーっとしていたところ先生を思い出した。そこでクライミングを再開した。

当時はサンデークライマーで週末山に入り、可能であれば週一にジムに行く程度。カッコと気ばかり先行する伸びないクライマーだった。オンサイト5.10b、レッドポイント5.10c、登りたいルートはあるもののダメダメだった。

75kgの体重を支えることはきつい。昔から嫌いなカチは指が痛くてムーブに行き着けない。それでものんびりやることにした。

昔といろいろ変わったがクライミングシューズの性能が一番変わったようだ。5.10のMoccasym、La SportivaのMiuraを使っていた。物置を探すとボロボロなシューズが出てきたので一旦これらを使ってクライミングを継続できるか探った。当然ながら経年劣化していたのですぐに壊れた。そこで思い切って最新のシューズを買うことを決めて物色した。モカシムを探したがほぼ売っていないし店員の評価は前時代的であった。そこで研究したところUNPARALLELが良さそうなのでベルクロ付きを選択、UP RISE ZEROになった。

スポーツシューズのように作りがしっかりしていて、ステルスC4よりもソールのゴムは滑らない。魔法のシューズであった。当時はシューズの調子がいいとワンランク上を登れた気がするが今はシューズを変えたところで何も変わらない。

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