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34.一年ぶりにnoteにやってきた

電子カルテWine Styleの開発は引き続き行なっている毎日です。久しぶりに記事を書こうと思ったのは、PDF over riderというPDFファイルにプログラムで内容を埋めていく一連のツールがそこそこ使えるようになったからです。

そもそも何故ツールが必要だったの

コロナの第7波も終息に向かい始めた今日この頃ですが、ベースは小児科医、すなわち感染症外来がメインなわけなので、発熱外来はずーっと続けてきました。そうすると、コロナの発生届を書かなければならない事になり、最初は手書きしていましたが、とても面倒。要求される内容を網羅したテキストを保健所に送ってみたら、それじゃダメ、書式X-1じゃないとダメと言われる始末。登録するWebアプリもあるのだが、APIが公開されてはいないので、プログラムからの入力は無理。

そんな状況なので、指定された書式のPDFに書き込めるようにするソフトが欲しくなってきたという事情です。PDFの編集ソフトはあるのだから、自分でそれを作ろうというプロジェクトになったわけです。

PDFをベースにしたViewの上に追加したテキストドラッグし、そのテキストの内容をプログラムで書き出します。例えば、クリニックの名前、住所、電話番号、患者さんの名前、フリガナ、住所、電話番号などなど、それら一つ一つをitemとして、フォントのサイズの設定や、PDF上のどのポジションに表示、表示する内容を指定したitemをPDF書式ごとにアーカイブして保存します。

使う時は、カルテのフォルダーから表示する書式を選択すると、各itemにその患者さんに即した内容で表示される。
紙に手書きで書き加えるような、追加の内容は、ドラッグして選択したエリアに文を書き加えるツールも追加。

こうしたツールで、発生届は一瞬で出力できるようになり、カルテのデータからうまく埋められない部分のみ印刷された書類にちょっとだけ手書きで記載してFAXで保健所に送る流れ、これで書類のストレスはなくなりました。

制度は変わるんだよなぁ

9月の26日から、発生届は重症者のみになり、今度は、タイトルに貼った「新型コロナウイルス感染症陽性者 日次報告」という書類を毎日提出する制度に移行しました。
今までも陽性者のリストは出していたので、それに年齢を追加して、スタッフに毎日集計してもらって、出すこともできますが、そんなことしてたら、また時間も取られます。なので、それもプログラム化して上記のデータを自動的に埋めこれも簡単出力出来るようになりました。

プログラム作るのは楽しい

せっかくだから、Swiftらしいプログラムを書きたくて、enum, Structureを駆使して今まで書いていなかった新しいアルゴリズムで書くと、勉強しながら綺麗に書けたプログラムを前に幸せな気分になるのでした。

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