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村上春樹「ペンは剣よりも強し」

作家の村上春樹さんが繰り返し述べられている言葉の危険性は、僕の大切な行動規範の1つになっています。

言葉というものは痛烈な武器になります。

そうだ、村上さんに聞いてみよう

僕はこうして文章を書いて35年も生活をしていますが、身にしみて学んだのは「言葉って本当に怖い」ということです。ペンは剣よりも強いと言いますが、言葉は実際にナイフのように人を切り裂きます。だから僕は慎重に慎重を重ねて文章を書いています。

村上さんのところ

できる限り、人を傷つけない文章を書くことを心がけなくてはならない。これは文章を書く人間にとっての大事なモラルです。

村上さんのところ

かつては特定の人(作家や評論家など)しか、人目につく文章を書くことはありませんでしたが、インターネットやSNSの発達で、誰もが自分で書いた文章を多くの人に読んでもらえる機会を持つことができるようになりました。
このおかげで、インターネットやSNSでの一般の人々の言葉が、今日の政府やメディアなど力を持ったシステムに対抗しうる力もなっているのは、大きなことだと思います。テレビがSNSの発言を取り上げているのを見ると、SNSが既存のメディアが無視できない存在になっているのだあと感じます。

とはいえ、SNSで気軽に誰もが発言できる、文章を書くことができるからこそ、言葉の力の強さというものに僕たちは気をつけていく必要があります。SNSでの誹謗中傷で傷つく人々のニュースを見たり話を聞いたりするたびに、僕は「ペンは剣より強し」という言葉を思い浮かべます。

誰もが言葉や文章を発信できる時代だからこそ、自分の言葉が他者を傷つけないかということを意識して、僕も文章を書いていきたいと思います。そして、できることなら、村上さんの上記の言葉を多くの人に知ってもらえるように、本屋をやっていきたいです。

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