佐藤錦のさくらんぼシロップ
夫と子どもが「さくらんぼ狩り」に行き、紙袋二つ分くらいの佐藤錦を持ち帰ってきました。生食用だけでなく、「コンポートとかにしてね」といわれたらしい加工用のさくらんぼも混ざっています。
佐藤錦は、天上の食べ物といっても過言ではない美味しさです。
ただ……足が早いんですよね!
消費
どうするんですかこれ…というくらい大量のさくらんぼでしたが、そこはさすがの佐藤錦、手が止まりません。子どもらもまあ食べる食べる、胃袋が心配になるくらい食べています。実家やご近所にお裾分けもしました。
それでもまだ1.5kgくらいある。
どうする。
三日も経てば足の早い佐藤錦のことですから、皮の張りが緩んできています。しかも大量にどさっと袋詰めされたため、袋底部の「加工用」にはだいぶ傷みが目立ってきています。(ギフト箱詰めの大事さを実感する瞬間です。農家の皆さまいつも美味しいさくらんぼをありがとうございます)
加工
夫は農家さんに言われたとおり「コンポート」にするつもりだったようですが、コンポートにせよジャムにせよ、新鮮なうちに作った方が美味しいに決まっています。
あと、数日経った今のさくらんぼには皮の張りがないので、種を取るのに苦労しそう。ストローで取れるらしいんですけど、その技って皮がパリッとした状態じゃないと難しいと思うんですよね。
と、いうわけでシロップに挑戦します。
ベースにしたレシピはこちらです。
ここからだいぶアレンジしていますので、来年のためにも記録を残しておこうと思います。
【材料】
1
生食向けの美味しそうなものをより分けて、ひどく傷んでいるものは除いて、残りを洗ってヘタを取っていきます。種はあとで取り除くのでそのままです。
両手鍋には、白ワインを煮切ったものをあらかじめ入れておきます。
2
グラニュー糖を加えます。
参考元レシピでは「果物の重さの半量」でしたが、種の重さが含まれているのが気になったので気持ち少なめにします。45%くらいのイメージで…キリのいいところで450gです。
なお途中でグラニュー糖がなくなったので、1/3くらいは上白糖です。
細かいことは気にしない!
3
数十分(できれば数時間?)置いて、水気が出てくるまで待ちます。
20分経過
32分経過
だいぶ夜遅かったので、もう火にかけてしまいます。
(なお参考元レシピではここでさくらんぼを潰すことになっていましたが、忘れました)
4
火にかけます。火加減は中強火。
吹きこぼれないように、様子を見ながら強めの火力を維持します。
アクが出てきたらすくいます。
5
アクが出なくなってきたら、白ワインとバニラエッセンスを足します。
ワインはトプッと。バニラエッセンスは3~4滴。
15分ほど煮て、柔らかくなってきたらレモン汁を加えます。
大さじ1くらいでしたが、あとで味見をしてみた感じ、だいぶ足りなかったです。大さじ2~3は入れても良いと思います。
6
ざるに上げて、漉します。
木べらやスプーンで果実を潰すようにして、ぐりぐり。ごりごり。漉したさくらんぼのペーストは均一になるようにシロップに混ぜ込みます。
種と皮が残ります。
参考元レシピの通り「最初に果肉を潰しておく」のは大事だったのだなあと思いました。うろ覚えで実践するからいらん苦労をするのである。
完成!
できました!
味見をしてみましたが……ちょっと甘みが強すぎる気がします。
レモン汁をそれぞれの瓶に小さじ2くらい追加してシェイク。
もう一度味見をすると……おお!これこれ!
とっても美味しくなりました! 酸味は大事です。
ところで左はホームセンターで買った果実酒小分け用の瓶なのですが、これメチャクチャ便利なのでおススメです。蓋がプラスチックなので、梅シロップなどの酸味が強いものを入れても錆びなくて助かる。重宝しています。
シロップを楽しむ方法🍒
どうやって使おうかな。
色々試してみます。
炭酸水でさくらんぼソーダにしてみたり。
水割りにしたり。
ヨーグルトやアイスにかけたり。
かき氷のシロップにしてもよさそう。
紅茶に入れてさくらんぼ紅茶にするのもいいですね。
なお個人的なイチオシはこれです!
牛乳割り!!
まさに飲むフルーチェです。
シロップの酸味と、さくらんぼペーストによりトロみのついた冷たい牛乳をごくごく飲み干すと、あとからふわっとさくらんぼの香りが……!
これはもう飲む佐藤錦ですよ!!!!!!!!!
いろいろ使えるので、さくらんぼが余ったときにおススメです。
(山形県民以外でさくらんぼ余ることあるのか謎ですが……)
貰いもので、アレルギーで生のままだと食べられない場合などにも、もしかしたらいいのかもしれませんね。
楽しいことに使ったり楽しいお話を読んだり書いたり、作業のおともの飲食代にしたり、おすすめ作品を鑑賞するのに使わせていただきます。