いちごジャム記録2022① 栃木産×砂糖40%
晩春の恒例行事。
きっかけが『きのう何食べた？』１巻のシロさん元カノ回だったことは覚えているんですが、もういつから作っているのかも思い出せない。とりあえず『きのう何食べた？』１巻発売が2007年11月なので、十数年前から、といったところでしょうか。
Kindleだと今¥0なんですけどマジ！？
◇
【食品の賞味期限延長】が趣味なので、当然ジャム作りも好きです。腐敗しやすい果物が、瓶詰めで一年以上食べられる食品に変わる事実に興奮する。
というわけで、スーパーにジャム用いちごが出回る季節になると狂ったように１年分のジャムをせっせと作るのですが、わたしの住まいは山形県と秋田県の境くらいにある北国なので、いちごの旬が遅いんですよ。４月中は、直売所に行ってもハウスの粒揃いいちごしか手に入りません。おいしいね！でも立派すぎてジャムにはちょっと向かないね！
地場いちごの価格が落ちて小粒になるのはゴールデンウィーク明け。でもいちごはそれこそ栃木産なんかが３月からスーパーに並んでおり、春だよ……🍓と誘惑してくる。作りたい！ 我慢できない！ ……というわけでフライングで買ってしまいました。ついでに、実験的にnoteで記録を残しておこうと思います。（毎年狂ったように作るせいで、どのくらいの量をどう作っているのか、在庫が何瓶あるのか、春が来るたびわからなくなるので……）
【材料】
いちご 2パック（510g）＠198円×2
グラニュー糖 210g
※果物の重量×41%
レモン汁 大さじ２くらい
レモンりんごペクチン（後述）
用意する鍋 ふたつ（ジャムを煮る用、煮沸消毒用）
１
いちごを洗って、ヘタを取ります。
ついでに半分〜1／4に切る。（別に切らなくてもいいんですけど、丸ごと煮るといちごをパンになすりつけてる感じでちょっと塗りにくいので好みで切ってます）
２
砂糖を計ります。
ジャムを作る時の砂糖の量は、果物の重量の40〜50%で味を見ながら決めています。いちごが510g（端数はつまみ食いして調整）。
食べてみた感じ、そこそこ熟して甘い。
なので砂糖は少なめに、40%で行きましょう。とろみが少なくなりそうだけど、実験したいことがあるので（後述）これで行きます。
510g×40%＝204g
少し増やしてキリよく210gにしました。おおよそ41%になります。
３
３時間ほど放置。
いちごから赤いきれいな果汁が出てきます。
この過程は、多分省略しても大丈夫だと思います。
４
中強火で煮ていきます。
アクが出てくるので、すくいます。
別の鍋を使って、隣のコンロでジャム用びんを消毒します。
水から入れて、沸騰したら１〜２分。熱いので菜箸を使って取り出します。すぐ乾きますが、ジャムを詰める段階で水滴が残っていればキッチンペーパーで拭いています。
４（余談）
煮上がるころになったらレモン汁を大さじ２ほど投入。レモン汁の投入タイミングはいまだにどこがベストなのかわかっていません。きっと適切なタイミングがあるはずなんですけど……。
で、ここで実験です。
以前、りんごレモンジャムを作ったときに抽出して、冷凍しておいたペクチンのキューブを１つ、取り出して鍋にポン。
果たして効果があるのか。
抽出過程はこちら。
５
木ベラで混ぜると鍋底が一瞬モーゼしてから液体に戻る、くらいの粘度になったら冷水を入れたコップに落とします。途中で散ることなく、クラゲみたいにプワッと広がって底に落ちたら煮上がりです。火を止めましょう。
６
瓶に詰めて、緩めに蓋を閉めます。
煮沸消毒した鍋のお湯を少しだけ残しておいたところに入れて（瓶の高さの半分以下くらい水があればOK）、そこでまたコトコト煮ます。
煮ている間に、ジャムを煮た鍋やアクをとったお玉、木ベラなどを洗います。ジャムを詰めた後の空鍋Aに、煮沸消毒していた鍋Bのお湯を半分くらい入れておくと、砂糖が溶けて洗いやすい＆鍋Bのジャム瓶風呂のために適度にお湯が減らせます。
洗い物が終わったら鍋つかみかタオルでジャム瓶🫙を取り出して、しっかり蓋を締めます。（すごく熱くなっているので注意）
冷えると蓋が凹んで、密封状態になります。ここまですると、ジャムの中までしっかり殺菌できているので、冷蔵庫で１年以上保ちます。
イチゴ2パックで、このくらいのジャムができました。
まるごと果実の空き瓶１つ＋通常ジャム瓶の半分くらい。
中途半端な小瓶の方は、殺菌せず早めに食べ切る用です。
出来立ては色が鮮やかですね〜。美味しかったです。
ペクチンの効果は正直よくわかりません。残りのキューブ全部入れちゃってもよかったかも。ただほんのりりんごとレモンの風味があるペクチンのせいか、ジャムの風味がいつもより良い気がしました（気のせいかも…）
いちごジャム欲が満足したので、しばらく我慢できそうです。
今年は一通り記録を残すつもりなので、また作ったら記事にします。
作りました🍓
楽しいことに使ったり楽しいお話を読んだり書いたり、作業のおともの飲食代にしたり、おすすめ作品を鑑賞するのに使わせていただきます。