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感動世界(ピンクムーン外伝)

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

京都府舞鶴市の五老ヶ岳山頂の景色は、近畿百景1位に選ばれたこともある絶景です。
五老ヶ岳山頂は毎週撮影に行くほど、私のホームグラウンドでもあります。
日中の景色もいいのですが、日の出、日の入りの美しさは息をのむことがあります。

4月16日、17日は満月だったので、山頂に撮影に行きました。
この2日間は快晴の空が広がっていました。

満月(ピンクムーン)は、雲に隠れることもなく、尾根からダイレクトに上り、そして沈む光景を撮影できました。
今回は、ピンクムーン撮影の時の五老ヶ岳の光景を紹介します。


【4月16日夕方】

満月の日は快晴だったため、朝焼け、夕焼けも美しいものでした。

久々に雲がかかることも無く、尾根にお日様が沈んでいきます。

4月16日 日の入り

日が沈むと、空の色が一段と色づいていきます。

尾根に差し込む日の光が帯となって、幾重にも重なる尾根に濃淡をつけます。

雲ひとつないツンツルテンの空は、夕焼けのグラデーションに染まりました。

東の空を見ると、満月が昇っていました。
4月16日は、月の出と日没の時間差が小さく、昇る月は少し薄く輝いてました。


【4月17日早朝】

4月17日は、午前4時過ぎから撮影開始しました。
日の出の約1時間前は、ほんの少し明るくなり始める時間で、夜景が終わる時間です。

満月は、西の空で輝いています。
明るすぎて太陽のようです。

4月17日 日の出1時間前

満月で照らされた山々のシルエットと、谷間の雲の白が印象的です。

月が明るすぎるので、ハーフNDフィルターを使って月を暗くして撮影しました。やっと月の模様が撮れました(^^)

ブルーモーメントの時間となり、東の空が赤みを増してくるころ、カスミがかかり始めました。
昨日は気温20度ぐらいあったのですが、この時は3度...真冬仕様の服装で行ったのですが、日中の気温に慣れた体には寒く感じます。
下界は絹のベールがかかったよう。港の灯りがキラキラして凄くキレイです。

朝焼け空が海に映り込んで、ピンクの世界になりました。
色がどんどん変わってきますので、見ていて飽きません。

日の出直前、北側に雲海が出始めました。
4月の雲海はちょっと珍しいのですが、急に気温が下がった時は薄めの雲海が出ます。
眼下の住宅地にも、うっすらとかかり始めました。


薄雲に滲みながら、お日様が顔を出しました。
辺りは、一気にコントラストが高くなります。

お日様が高くなってくると、カスミが輝き始め、立体的になってきます。

日の出前に北側で出始めた雲海は、どんどん東に広がっていきます。
お日様はさらに高くなり、白い光に変わってきました。

日が高くなると、雲海が立体感が無くなってしまうので、早朝の撮影は終わりです。
4月にしては、なかなかイイ雲海が見られました(^^)


【4月17日夕方】

前日に続いて、暑い一日でした。
いい天気だったため、五老ヶ岳山頂の駐車場は、ほぼ満車でした。
日没が1830頃、月の出が1900過ぎなので、観光客が少なくなる日没後に山頂に行きました。

日没後のこれからが美しい光景が広がる時間なんですが、日曜日ということもあり観光客は次々と帰っていきました。
日が沈むと気温も下がり始め、真冬仕様の服装で来なかったことを少々後悔しました。

目の前に広がる夕景を見ると、多少の寒さなんで我慢できます。いや、我慢します!

街に灯りが点き始める頃、空が焼けてきました。

日没後20分を過ぎた頃、西の空は最高に綺麗でした。

東を見ると、ブルーの世界。

前日と違い、風が無かったため、海面に映る光が綺麗です。
まるで、CGのように見えます。

19時になると、五老ヶ岳スカイタワーがライトアップされました。
この間まで、スカイタワーの上から照射されたサーチライトが動き回ってましたが、スカイタワー全体を照らすように変わったようです。

19時過ぎ、満月(少し欠けてたと思いますが見た目が満月なので気にしないw)が尾根から顔を出しました。
たまたま尾根の鉄塔に重なりました。
朝日と鉄塔は何度も撮影したことありますが、満月と鉄塔がいい場所で重なるタイミングでの撮影は初めてだったので、ラッキーと叫びながら(心の中で...w)撮りました。


さいごに

ピンクムーンを撮影に行ったのですが、ピンクムーン以外の光景にも感動しながら撮ってました。
4月17日夕方は、春特有のカスミが無く、クリアなブルーモーメントだったので、いいシーンに出会えたことがラッキーでした。

最近、五老ヶ岳山頂に観光客が戻ってきましたが、写真を撮っていたオジサンたち(多分、どこかの写真クラブの人たち)を見なくなりました。
早朝でも夕方でも、オジサンたちがいたのですが、この2日間は私一人の貸し切り状態での撮影でした。
私は、どこにも所属せず一人で撮影に行くので気にしたことがなかったのですが、この2年で写真クラブが無くなったのかもしれません。
早く元に戻って欲しいものです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございした。

朝霧に霞む、愛宕山と退役した「まつゆき」


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