利き目と写真

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、利き目についてです。
カメラのファインダーを覗いた時、見やすい目と見にくい目があると思います。
大方の人は、右目が利き目だと思います。
しかし、私は左目が利き目なので、いろいろと不都合があります。
今回は、利き目が写真に及ぼす影響（私見）です。

世の中は右利きで設計されている

ご存じの通り、カメラのファインダーは右目で見るように設計されています。
左目で見ることもできますが、顔や鼻が右手に触れるので、何かと使いにくいものです。
さらに、右目でファインダーを見ると、左目はカメラの左側から前が見えますが、左目でファインダーを見ると、右目で前が見えません。
鳥など自由に動く被写体を撮る時は、右目はファインダー、左目で前方が見えるほうが有利です。
スチルカメラは、使いにくいですが左目でファインダーを覗けますが、ビデオカメラは右目でしかファインダーを覗けない機材もあります。
現代社会は右利きに設計されているので、左利きは何かと不便です。

写真を見る時に利き目で印象が変わる

利き目が左の場合、機材が使いにくいのは周知の事実ですが、他に気が付いたことがあるのです。
写真を見る時に、「利き目で印象が変わる」ってことです。

構図を決める時に、無意識に自分自身の利き目で心地よい構図を決めている可能性が高いと感じてます。

この写真を見てください。先日投稿した写真です。

左にアンカーがあり、影が右側に延びてます。
利き目が右の方は、影が先に目に入って、その後にアンカーに視線誘導されませんでしたか？

次にこの写真を見てください。

利き目が右の方は、アンカーが先に入って、影が伸びているように見えたのではないでしょうか？
写真の左右を反転させただけなんですが、見る順が異なるので印象が違ったと思います。

左が利き目の私にとって上の写真の印象は、右が利き目の方が下の写真を見た時の印象と同じのはずです。
左が利き目の私は、上の写真のほうが心地いのです。
単純な被写体になるほど、この傾向があるようです。

雑誌の月例コンテストがありますが、選者の写真家によって利き目と思われる影響があるように思えます。
選ばれた写真を見ていると、この写真家は利き目が右だなぁとか、多分左だろうなぁと傾向がわかります。
何かのコンテストに応募する際は参考になるかもしれません。知らんけど。

ちなみに先日投稿した写真は、アンカー側に目がいきやすいように、撮る時に少し工夫してあります。
気が付かれている方もいるとは思いますが、アンカー側を明るくして、影側を少し暗くなるようにフィルターをかけてます。
人間は明るい方に目がいきますから、無理やりアンカー側から影側に視線がいくようにしたので、右目が利き目の方は少し違和感があったと思います。

利き目を確かめる方法

写真を撮っている皆さんは、ご自身の利き目が分かっていると思いますが、利き目を確かめる方法です。

両目を開けて、人指し指で数ｍ先のモノを差します。
次に右目だけ左目だけでそれぞれ見て、人指し指とモノとのズレが小さいほうの目が利き目です。

さいごに

今回は私見ですが、利き目と写真の関係を紹介しました。
写真を見る時は、最初に右を見るか左を見るのかで印象もかわります。
利き目が右の方が多いので、主の被写体は意図的に右に撮る事もあります。
私は手は右利き、目は左利きなので何かと不便な世の中ですｗ

最後まで読んでいただきありがとうございました。