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ある意味1番忙しい一般病棟のローテーション

ほぼ全ての内科疾患を担当し、良くも悪くも教育の時間がしっかりと確保されている内科一般病棟のローテーション。Attendingとのラウンドも長く、その後短時間に入院患者の指示、コンサルトを終わらせないといけないため自ずとカルテ書きは優先順位の最後になります。現在一般病棟を担当している私の一日はこんな感じです。

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5:30-5:45 起床
6:20 徒歩通勤
6:30- カルテチェック、1人で回診
7:00-7:15 sign-out
Night teamから担当患者の申し送り及び新規入院患者引き継ぎ(ほぼ間違いなく1人は自分に新規入院患者が割り振られる)
7:15- カルテチェック、1人で回診
9:00-12:30 attending round
新規入院患者のプレゼン、attendingと回診。old patientの簡単な状況報告、治療方針の相談。
12:30-13:30 昼ご飯及びnoon conference(レジデントへのレクチャー)

カンファ後は退院指示、退院サマリ、コンサルト、家族への説明、手技、等々1番忙しい時間。カルテを書く暇がないことがほとんど。

17:00- オンコールの人にsign-out
自分がオンコールの場合は20時まで30−40人の入院患者を受け持ち、新規入院、ICU/CCUからの後送も担当。オンコールでない場合はsign-out後にpagerの電源をオフにして、持ち患者のカルテを書く。
20:00 自分がオンコールの場合night teamにsign-out

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・私のプログラムではattendingが1人、PGY2-3が1人、PGY1が2人の4人チームで行動します。医学生がいる場合は5人または6人のチームになることもあります。基本PGY1が全てのことをしないといけません。電話での他科コンサルト、カルテ書き、患者家族への説明など全てです。PGY2-3はチーム全体の患者を把握し、マネージャー的な感じで指示漏れがないか等確認します。

・一般病棟のローテーションは合計で4ヶ月。Night teamを担当する「Night Medicine」というローテーションもPGY1の間に1ヶ月あります。

・日中の新規入院はDay floatというローテーションが別にあり、PGY2が担当。新規入院全てを1人で対応しないといけないので、1番大変なローテーションと言うPGY2-3が多いです。日中の新規入院は夕方のsign-outまでには各チームに割り振られてDay floatから夕方直接sign-out、翌日からそのチームが担当します。なので、日中に新規入院があって忙しくなるということはありません。

・必ず毎日新規入院を1−2人は受け持つことになり、毎日毎日プレゼンしてassessment and planもしっかりと述べないといけないのは結構つらいですね。また、少なくとも私のプログラムはattendingからの評価、PGY2-3からの評価が重要視され、Program directorもメンターの先生もその評価を確認して3−6ヶ月毎にfeedback、constructive criticismをレジデントに伝えます。結構厳しい世界だなと感じています。

・なるべく朝の早い段階でカルテの下書きをしたり、コンサルトの返事待ちの間に少しでもカルテ書きを進めたりするようにしています。早くて夕方5時過ぎ、遅い場合は7-8時頃帰宅でしょうか。オンコールの場合は8時半頃帰宅しています。日中は忙しいものの、Night teamがいるので夜中絶対に呼ばれることがなく、本当に気が楽です。

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