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US Residency Match

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卒後9年目で挑んだ内科マッチング。2020年にフェローシップマッチに強いuniversity-programにsuccessful match!
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2020年5月の記事一覧

アンマッチになったら不利なのか?PDからの回答。

私のPDがメールでさらっと教えてくれたので共有しておきます。 ・US Grad(以前マッチに参加したかに関わらず、現役ではないUS MD)の場合、MSPEでred flagの有無を調べたり、インタビュー中に直接本人に聞くことはある。 ・Caribbeanの場合、初回でマッチしなかった人は元からcompetitiveなcandidateではない人が多いかもしれない。卒後年数が経てば経つほど不利になっていくかもしれないが、アンマッチ歴があるから次回アンマッチになる可能性が高く

アンマッチになったら不利なのか?NRMPからの回答。

2週間程前にこの内容に関してメールで問い合わせを頂きました。その後いろいろと調べて、NRMPからの回答も今朝届いたので共有しておきます。 「アンマッチ」が意味するものアンマッチと聞くと強いネガティブな印象を持ちます。USMLE 2CSで不合格になるみたいな感じでしょうか。ただ、USMLEの不合格とは異なり、アンマッチとなったapplicantの背景は千差万別です。 たとえば、 ・超competitiveなspecialtyにアプライし、アンマッチ。 ・インタビューは15個

日本人IMGが過去にマッチした内科プログラム

過去にマッチした人のリストを載せていないプログラムも多く、全てを把握できた訳ではないですが、私が調べる限り、日本人とアフィニティが強いプログラムは下記2つ以外ないです。マッチに参加する日本人が少ないにも関わらず2つもあるので、他国IMGと比べると贅沢な方かもしれません。 ・University of Hawaii ・N-Program この記事では、日本人がマッチした上位プログラム(500個を超えるプログラムの内、100位圏内くらいの良いプログラム)の情報のみ共有しておき

USMLE全て90パーセンタイル越え。私の完全上位互換であるnon-US IMGがマッチした先。

常に上には上がいます。特に日本から出ればいくらでも。 私より1つ前のシーズンですが、私と同じ卒後9年目にも関わらず、内科カテゴリカルでIvy Leagueにマッチしたnon-US IMGがいます。私よりも全然素晴らしい業績の持ち主だったので、どういったcandidateだったか紹介したいと思います。 ・・・ Step1:259 Step2CK:264 Step2CS:1発合格 Step3:マッチング参加時は受験してなかったものの、その後受験して250点ほど獲得。 Oth

ERAS2020を振り返っての反省点と雑感

自分が行った準備に何か改善点はなかったのかどうか等、振り返ってみて感じる点をいくつか残しておきます。 ・・・ ・私は基本的には同じPSを全てのプログラムにassignしました。しかし、個別のPSを用意する方が効果的だと思います。インタビューに誰を呼ぶか決める際まずUSMLEのスコアでフィルターをかけるものの、誰をインタビューに呼ぶか迷った時、PSの中身がプログラムの目指すものと被っている方が有利です。たとえば、underservedな患者さんを診療することを強調しているプ