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「綿毛」 

朝凪や蒲公英の絮風を待つ

(あさなぎや|たんぽぽのわた|かぜをまつ) 

朝凪のなかしんと佇むたんぽぽの綿毛たち。
気温があがって上昇気流が生まれれば空へと旅立っていくことでしょう。
残される古いベンチにふと感傷を覚えました。
何処へも行けないし行くつもりもないのだけれど、旅立ちへの憧れはあります。

2024・5・23