超整理手帳の教訓。手帳のリフィルは必ず大きさをそろえよう。
1990年代の後半ごろ、超整理手帳を使ったことがあります。
A4紙を四つに蛇腹折りして、日付を書き入れてリフィルとします。紙をつなげれば時間を連続して俯瞰できるのです。蛇腹を伸ばせば、週間が月間になり、さらにその先も連続して見渡せます。
配布資料、PCでプリントした資料、A4裏紙へのメモ。ビジネスで用いる紙はほぼすべてA4ですから、それを4つ折りにすれば手帳に入れて携帯できます。
スマホはまだ登場しておらず、情報は紙にプリントして持ち歩いている時代です。超整理手帳のコンセプトに魅せられた私は、システム手帳をいったん放り出してこの縦長の手帳を使い始めたのでした。
公式のカバーは安物ですぐに破損したので、奮発してレザー製をオーダーしたほどです。
しかし、1年ほど使ってみて、システム手帳に戻りました。
まず大前提として、私は紙をパラパラとめくるのが好きなのです。蛇腹折はパラパラできず、ストレスが溜まりました。
A4という規格がこの手帳の特徴の一つですが、結局は用紙をA4に統一できないのも、離れた理由です。
手帳の大きさが、まずA4ではありません。「A4の4つ折り」です。
スケジュールのリフィルもA4ではありません。A4を横に3枚つなげたような長い紙を蛇腹折りにしているのです。
すべての紙をA4に統一したく、この手帳に乗り換えたのですが、それは難しいようでした。
なお、私には合わなかったから離れただけで、超整理手帳を否定するものではありません。先のアマゾンのリンク先のレビューでも、書き終えたリフィルのファイリングを工夫したり「30年この手帳を使っている」というユーザーがいて、超整理手帳のコンセプトが素晴らしいことの証でしょう。
脱線しました。
超整理手帳を手放してから、システム手帳のリフィルの大きさにはこだわるようになりました。
例えば、A4紙を6穴でパンチして畳めば、バイブルサイズのバインダーに綴じれます。しかし、それをやると手帳としては使いにくくなります。パラパラできないし、畳んだ紙を開いて確認してまた閉じる、というのが手間なのです。
工夫すれば、バイブルサイズにM6やM5のリフィルを綴じれます。しかし手帳を使いにくくします。異なる大きさの紙は、同居させてはいけない。これは情報整理や効率化において鉄則です。
同じ大きさの紙をリングで綴じるから、システム手帳が「システム」として成立します。
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