同じノートを使い続けると「使いこなし度」が上がる
気に入っているノート、コクヨの「スマートキャンパス」を50冊まとめて発注しました。
なぜ同じノートを50冊買ったのか
このノート、普通のキャンパスノートのようにどこにでも置いていません。だから自宅にストックしておきたく。
それにしても50冊とは多すぎでしょうか。いえ、このノート、とても気に入っていて、ずっと使い続けたいのです。
安くて、軽くて薄くて、紙質が良い。見開きで1日を管理するため、オリジナルのフォーマットを手書きするとき、ドット罫線が欠かせないのです。
使い続けると書くのが楽しくなって続く
同じ手帳/ノートを使い続けると、使いこなし度が上がります。大きさ、厚さ、重さ、ページ数、紙質、罫線が一定だからです。
机上やカバンの中での定位置が決まります。
手に持ってめくる動作もいつも同じです。
紙質が一定だから、どのペンが相性いいかも分かってます。
どのくらいの期間で使い切るか、予測できます。
ドット罫線に合わせて、使い方を工夫できます。
実際、このノートを何十冊も使ってきた結果、使いこなし度は高くなったと自負しています。手書きのフォーマットも少しずつ改良を重ねて、自分に馴染んでとても使いやすくなりました。
「使いこなし度」が高くなると、ノートを書くのが楽しくなります。だから、継続できます。
次も同じノートを使い、さらに使いこなすという好循環が生まれます。
「能率手帳の流儀」に習う
能率手帳の流儀、という本があります。
著者は能率手帳ゴールドを長期間、使い続けています。
「書くスペースが不足するから1年に2冊使う」という記述があります。初めて読んだときはおどろきました。不足するから違う手帳にするのではなく、同じ手帳をまた使うわけです。同じ年にですよ?
著者の手帳は殴り書きで、修正テープによる修正跡も目立ちます。その迫力というかカッコよさに目を奪われます。
同じものを使い続けて「使いこなし度」が極みに達した感があるのです。
私も過去に脳裏手帳ゴールドを3年間使っていました。慣れると、栞が無くても見たい日付をさっと開くことができるようになります。
この手帳に合わせた自分のルールが積み重なって、どこに何が書いてあるのか、ほぼ記憶できていました。それは心地よく、この柔らかな黒革の小さな手帳が、脳の一部となったような感覚でした。
手帳ジプシーを続けた結果、自分に合った理想的な手帳なんて存在しない、と気づきました。店には置いていません。誰も作ってくれません。
自分に手帳を合わせるのだ、と気づきました。使い続けることで、その境地に達することができるのです。
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