システム手帳はバイブルサイズ リング径15-20mmがいい理由
いろいろなサイズがあるシステム手帳。これから使ってみようか、という方には「バイブルサイズ」をおすすめします。
リング径は15ミリから20ミリあたりを。
システム手帳を25年ぐらい使ってきた経験から、その理由をまとめます。
※2023年10月5日追記/これからシステム手帳を始めようか、という方に向けた記事を書きました。こちらも合わせてどうぞ。
身に付けられる最大のサイズ それがバイブル
システム手帳には、
M5 105×62ミリ
ミニ6穴 127×80ミリ
ナロー 170×80ミリ
バイブル 170×95ミリ
A5 148×210ミリ
といった、さまざまなサイズがあります。他にもHB×WA5や、システムダイアリーや、フランクリン・プランナーとかもありますね。
これまで色々なサイズのシステム手帳を使ってきた経験からすると、これからシステム手帳を始めるなら、バイブルサイズをおすすめします。
その理由は「身に付けられる最大のサイズ」だから。
小さければ小さいほど身につけやすいです。いっぽう、小さくなるほど筆記しにくくなります。
ある程度の筆記面積がある。しかし手帳として身につけられるぐらいには小さい。それを両立したちょうどいいサイズが、バイブルサイズです。
机の上に置きっぱなしではもったいない
なにか気づいたら書く。見返す。また書く。
手帳で長期目標を管理して、達成するための唯一の方法です。そのためにはいつも手帳を常に身につけているほうが都合がいいのです。
私は常時、机上に手帳を置いています。開いたままにしていることもあります。
外出時は、荷物が少ないならたすきがけの薄いバッグに、多いなら「ひらくPCバッグ」に手帳を入れます。
最近は、持ち歩きをもう少し工夫したく、サコッシュのような小さなバッグを探しているところです。
「外出はほとんどしない、自宅にいることが多いから手帳は大きくていい」という場合にも、やはりバイブルサイズがおすすめです。
自宅内でも、移動するときは手帳を持って歩くから。書斎から食卓や寝室に持っていきます。バイブルサイズだと、自宅内でも持ち歩きが面倒ではありません。
GMOの熊谷社長が使っている手帳はバイブルサイズです。その著書で「風呂にも手帳を持ち込む」と述べていますが、これは冗談でなく本当なのかもしれません。
開いたままにしておけるか
書いたり見たりするとき、つまり手帳を開いたときの大きさもよく検討しましょう。
バイブルサイズだと、机の上に開いたままにしておいても、それほど場所はとりません。
A5となるとどうでしょうか。開くとかなりの大きさです。キーボードやマウスなどと場所のせめぎあいで、手帳を本棚にしまいこんでしまうのはもったいですよね。
もうひとつのサイズ問題 リング径
大きさの問題はもうひとつあります。
リング径です。
リング径で、バインダーの厚さと幅が決まります。最薄で8ミリ。最大だと30ミリ以上。同じバイブルサイズのリフィルを使えるとはいえ、リング径が異なると、まったくジャンルが異なる手帳になってしまうのです。
これまで私が使ったことのあるリング径について、挟めるリフィルの枚数と、感想をまとめてみましょう。
8ミリ
バイブルサイズで、最も小さいリング径が8ミリです。商品化しているのは、ダヴィンチだけでしょうか。
通常の厚さのリフィルで、はさめるのは65枚程度。もう少しがんばって80枚までで。手帳としてはかなり少ないです。
薄く、携帯性は高いです。
リング径が小さすぎるので、リング内側でリフィル同士が干渉して損傷します。かなり窮屈で、めくりにくいです。
また、小さいので精度を出しにくいのか、噛み合わせが悪いリングが多いです。引っかかってリフィルがめくりにくい、傷つきやすいことがあります。
少しでも手帳を薄く小さくしたいなら、8ミリを検討しましょう。
11ミリ
はさめるのは80〜100枚。
薄いシステム手帳がいいなら、11ミリがおすすめです。8ミリは先に書いたように、リングが小さすぎるからです。
プロッターが11mmですね。
11ミリも8ミリと同様、噛み合わせが悪いリングが多い印象です。手をケガしそうな噛み合わせのリングもありますので、注意しましょう。
8ミリほどではありませんが、リング内側でリフィル同士が干渉するので、ページがめくりにくいことがあります。
15ミリ
はさめるリフィルは130〜150枚。
それなりに薄く、しかしかなりの量のリフィルをはさめます。クラウドとスマホが発達した現代では、ある程度の情報はそちらに移せるので、ベストバランスのリング径ではないでしょうか。
内側でリフィル同士が干渉しないので、スムースにパラパラとページをめくれます。
20ミリ
はさめるリフィルは180〜220枚。
システム手帳の魅力のひとつが、さまざまなリフィルが構成する「断面」です。紙フェチの方にはわかってもらえるでしょうか。
10年も前に書いた、すり切れてよれたリフィルと、さっき取り出した新品のリフィルが重なっているという不思議。
はさめるリフィルが多いということは、重なる年月も長くなるということで、使いこんでよれたリフィルが増えるほど、手帳は相棒となっていくことでしょう。
つまり、使いこなしに時間がかかるのが欠点ともいえます。20ミリリングに、情報を蓄積するには長期間の「継続」を要します。それまでは、白紙のリフィルを持ち運ぶわけですから。
25ミリ以上
20ミリよりも大きなリングは、ファイロファクスの23ミリをのぞくと、現在ではほとんど作られていないようです。
25ミリ、30ミリのバインダーを過去に使っていたことがありますが、現代では大きすぎて、実用性は薄いでしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?