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ひとつきひとふし(三月)

「節」は旋律やら曲をさし、また区切りとの意味もある。
曲の出来不出来はいちいち問わず、旧知の方々への生存確認として、気分に任せて雑多な曲想、思いつきを音にしている。

3月の「ひとふし」

高校3年の時に野球の試合の応援の曲を作った。
曲というにはあまりに短い単旋律。
五線に手書きで無題。
B♭管のトランペットが演奏するための楽譜。
1試合だけ使われてそのまま捨て去られるだろうと思っていた。
他に呼びようがないので、「応援ラッパ」とひそかに呼んでいてなにかのきっかけで思い出すこともあった。
昨年末、旧知が集まった折にそれがまた思い出され、今月再現してユーチューブに投稿した。
https://youtu.be/Sw-vDr6pGgw
それを見た別の友人からの連絡で、「応援5番」とされて52年間演奏されているらしいことがわかって、驚いた。
同窓会の動画サイトで演奏されていて、同窓会事務局の許可をいただき、該当部分の音だけを転載。
(昨年8月4日付けの「神奈川県立横浜平沼高校 卒業記念音楽ライブラリ(贈 真澄会)」より)
https://www.youtube.com/watch?v=FRKsxJsf118&t=906s

明治33年神奈川県立高等女学校が創立され、新制の神奈川県立横浜平沼高等学校となった。
大正5年に制定された校歌に次いで、「応援ラッパ」は長期間演奏されているのかもしれない。

感染症の流行により120年式典はできなかったようだが、来年125年式典が行われるとのこと。
一足早いその祝賀に「応援ラッパ」を取り入れた行進曲を作った。
この動画版では、曲の最後にコーダとして幸田延作曲の校歌の一部を追奏する。
幸田延は露伴の妹で、滝廉太郎の師にあたる日本最初の女声作曲家。

#ひとつきひとふし
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#神奈川県立横浜平沼高等学校
#幸田延

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