元彼にもらったネックレス

日記)

最近のお供は、20歳の誕生日でもらった一粒ダイヤモンドのネックレス。

欲しいとお願いした、選んでくれた、最高の誕生日プレゼントだった。私の好きなピンク色のバルーンで敷き詰められていて、happy birthdayの形をしたバルーンもあって、一個一個自力で膨らませたんだよって言う姿が愛しくて。愛されているななんてぼんやり思っていたはずの私、20歳になった日だった。

22歳の誕生日を迎えて数週間。先週末も今週末も、毎度よく分からない男に抱かれているゴミ。20歳の私が今の私をみたらなんて思うのかななんて思い立ったりして、ああそういえばこのネックレスも愛の結晶だったんだっけかとか。恋とか愛とか性とか、全部ごちゃごちゃになっています。あなたが愛した20歳の私はもういません。

このネックレスはどうしても同棲していた部屋に置いていけなくて、持ち帰ってきた唯一の君との思い出。お守りのように着けている、何の意味があるのかは分からない。ただ、ふとしたときに純粋だった自分に引き戻させるためのもの。

あー、大好きだったのにな。

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