モラハラ元カレ失恋日記?(回復編)

回復は、ひとりなら進まなかっただろうな。

モラハラの被害者として完成した時点で、きっと周りの助けが必要な段階にいたんだと思う。自分の力だけでどうにかしようとしてたから、ずっと別れられず逃げられずにモラハラ受け続けていた訳だし。

心理学の説としても立証されてるらしい話で、(災害やDVなどの)被害者は衣食住の確保された安全な場所で、支配コントロールしてこない安全な人と繋がった上で、自分の体験をまともに取り上げて聞いてもらうことが回復していくには必要なんだって。

あの時は必死すぎたし今だからそういうことだったんだって振り返って書けてるんだけど、私はありがたいことに(オンライン授業のお陰で)実家に帰ってこれて安全な場所を確保できて、親や友達やバイトの仲間が味方になってくれて話をまともに聞いてくれたし、noteもあったし、とにかく言語化や整理の機会に恵まれていた。不幸中の幸いとはこのことかも知れないな、運がよかった。(普通に対面の授業があったら出席どころじゃなかったし、実家にもいられてなかったし、友達に会う時間もとれなかったはず)


あとは回復の過程では、他の人に自分の体験を打ち明けて分かち合いながら自分に起きたことがモラルハラスメントの暴力であることを認めて受け入れること、(今まで侵害されていた)自分のことを自分で決められる状況で自分なりの感覚や価値観を取り戻すことが必要になるらしい。

周りの人には感謝しかない。たくさん話を聞いてくれた、絶対に私のことを否定することなく。そんなことあの人がするなんてあり得ないとか、あっち側についたり私の体験を信じない人はいなかった。
一緒に悲しんでくれたり怒ってくれたり心配してくれたりしてくれて、加害者への罪悪感は薄れていって怒りが湧いて吐き出せた。そのお陰で、その怒りの先の喪失感とか絶望感とかにも向き合えたし、噛み砕いて味わって表現して受け入れられた。被害をうけたことを認めて受け入れていくことで、被害をうけたことが文字通り過去のものになった。

そして、モラルハラスメントの被害として受けた言葉や鵜呑みにしてた私への価値観と、話をしてくれる周りの人の言葉や価値観の違いに気づき始めて少しずつ自分の正気を取り戻してきた。少しずつ、あの人の言葉や態度で押しつけられてきた私の物語から離れられてきて、自分の物語に書き換えられてきていると思う。モラハラによってバラバラになった自分の心と感覚をひとつになってきて、繋がりを取り戻そうとしている。被害で失われた自尊心とか自己肯定感とかを思い出そうとして、他人と対等に関わることを思い出してきている。

モラハラ元カレがもっていた、自分への超破壊的で支配的で超人的な力や影響はもう感じなくなった。


これが回復なのか、と別れた当初の自分を振り返って今の自分と比べて思う。あとは私の中であの人の影響力がなくなったことが、回復なのかとも思う。

これがいつまで続くのか逆戻りしないかとかまだ不安は尽きないけれど、回復段階に足を踏み入れられていることは確かだと思う。振り返ると(まだなのかもうなのか) 3ヶ月が経っていて、とにかく必死に生きてきたんだなと。よく頑張ったと思う。

周りのお陰で、生かされている。生きてる。


以上


追伸)

被害者としての私を支え見守り関わってくれた、援助者としての周りの全ての人たちには本当に本当に感謝しかない。援助者のみんなについても今度まとめて書きたいな、感謝編ってことで。


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