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JRAアニバーサリーに向けて、その4「レース傾向との付き合い方」について

昨日までに書いた、狙い馬や疑うべき人気馬なんかの判断にも関係してくるのがレース傾向だ。

ちなみにここで自分が考えるところのレース傾向というもは、トラックバイアスとかそういった話ではない。

そもそも競馬の結果には様々な要素が絡んでくるため、どんな数的指標であれ、傾向を掴むには母数が少なすぎるのではないかという考え方が自分のスタンスだ。トラックバイアスなんてものは、その最たる話な気がしている。

コース形態ごとの有利不利なんて話はわかるにせよ、その日の馬場状態によるコース取りの有利不利まで測ろうなんてのは、試行回数が少なすぎるため乱暴な推測にしかならないのではないだろうか。

馬場状態を軸にした予想で成果を得るのであれば、傾向ではなくジョッキー心理に目を向けて、各馬の有利不利を予想していくべきなのではないかと考える。

では、競馬予想において信頼を置いて良いと思っている傾向とは何か。それは、馬券の払戻額、レース条件と狙えるリターンの傾向だ。

払戻額つまりオッズを形成するのは、昨日までの話にも書いた通り世間の評価だ。レース条件ごとにおける、世間の評価とレース結果が乖離する度合いには、ある程度信頼の置ける傾向が見出だせるのではないかというのが自分の考えということになる。

荒れる重賞レース、固い重賞レース、荒れる競馬場、固い競馬場、と聞いたときに、そこまでバラバラな意見にならないように、レース条件と狙えるリターンの関係には、信頼に足る程度の傾向があると思っている。

ということで、狙い馬や疑うべき人気馬を仮に見つけたとしても、そこから導きだされる買い目のオッズが、レース条件の傾向から大きく乖離しているのであれば、それは確度の高い馬券になっていないので買うべきではないという判断をすべきだ。

ということで、このレース条件と狙えるリターンの傾向は、最後に買い目を詰めるときや、時間のないときの馬券検討のスタート(本当は時間がないのに競馬予想なんてするなって話ではあるが、、、)として検討範囲を絞ることに大いに利用可能だと考えている。

明日はさらに、予想開始から馬券購入に至るまでのプロセスを整理していく予定。

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