(2)私が親友の女の子への10年間の片想いを拗らせた話

今回は高校生編みたいになっていくのですが、
中学時代のことの方が記憶が鮮明だったというか。正直、記憶改変、美化してしまっている部分もあるだろうけど、ここから先に比べるとだいぶ具体的に書いてしまってて、
ただ、正直気持ちとしては高校時代が1番辛かった。
でも辛すぎて逆にあまり覚えてないし、そもそも彼女とあまり会ってないから内容が薄いかもしれない。


そんなこんなで高校生になるけれど、あれだけ毎日のように一緒にいた人が急にいなくなるのは結局不安で、自分自身、ちょっと大丈夫かなあとは思っていた。
私も彼女も、おそらく部活を軸に高校を選んでいたから、お互いまた同じ部活に入るだろうと思ってたし、実際入ったし、そうしたら忙しくて会えなくもなる。実際ほとんど会わなくなった。


結局、悩んだ時や失敗した時、頼りにして指標にしていた彼女がそばにいなくなって、途端に日々が上手くいかなくなったような気がして、とてつもなく落ち込んだ。中学の時に感じた、彼女と話せない死んだような日が、毎日続く感じがした。

私は高校で、中学の時と同じ部活に入ったけれど、中学の時と同じ希望のポジションになることができなくて、
当時それがめちゃくちゃしんどくて、彼女だったらこんな時どうやって向き合うだろうかとか、考えたりしてみたけれど、
考えても考えても分からなくて、やっぱり私は彼女なしじゃ生きていけないや、と、何度も何度も考えて、練習を抜け出してはよく泣いていた。

彼女がそばにいなくなってから、自分の好きなものをふと改めて見返して、あぁ、私の好きなものって彼女に教えてもらったものばっかりなんだ…と気づいて、また泣いたりもしていた。


とはいえ家が離れたわけではないし、連絡すればいい、会えばいい、という話だったんだけれど、
中学の時当たり前のように近くにいたせいなのか、どうしても話したいことや聞いてほしいことがないと、何か理由がないと会いにくくて、
なんだかわざわざ会おうと私から誘うのも気が引けてしまっていた気がする。

SNSでは繋がっていたから、ずっと相手の近況はなんとなく知っている状態だったんだけれど、
彼女は、私たちの部活で強豪校と言われる高校に入っていて、毎日めちゃくちゃ頑張っているのを見てたら、
希望のポジションになれずにふてくされて、彼女と離れてめそめそしている自分が情けなくて、合わせる顔がないなあ、こんな私じゃ会えないなあ、と、勝手に落ち込んでいたのも、彼女に会いたくない理由の一つだった。
部活の大会やなんかで時々顔を合わせることはあったけれど、そういう、何か理由がないと、本当に会いづらかった。

私も高校で好きな人ができたり、彼氏ができたりもしたけれど、正直彼女以上に好きになった人はいなかったなあと思う。

そういえば、彼女は高校でもやっぱりニコイチの子を作っていて。
中学の時にニコイチが前の子から私にインターバルなく移ったときに薄々感じてはいたんだけど、
たぶん彼女は、常に誰か1人に依存するタイプの人なんじゃないかと思っている。まあ私はそれを利用して仲良くなれたわけだけど。ちょっと寂しい、私だけが1番近くにいたのになあ。

あと、男の人となんか色々あったのか、男の人が苦手になった、無理、気持ち悪い、と病んでいた時期もあって
じゃあそれって私にもワンチャンあるかな?とかバカなこと思ったりしたんだけど、
どうやら後で聞いた話、高校の時に一時期女の子と付き合ってたんだそうだ。
いやマジか。ちょっとショック。ショックってなんだ?


部活が強豪なのもあっただろうけど、私が見る限り彼女はものすごく頑張っていて、たまに会って話してもそういう頑張ってる話ばかりで、その様子を見ていたらどんどん劣等感というか、置いてかれる感じがしていた。
彼女は私にとって、劣等感の対象になってしまっていた。


高校の時はそんなもんで、この後から大学時代。
正直あまり覚えていないけれど、思い出せる限りを書いていきます。私もたぶん忘れよう忘れようとしてたんだと思う。

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