⭐️WIMednesday Interview⭐️　　　　#27 : Chica (チカ)

【WIMednesday (ウィメンズデイ)インタビュー】

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Chica（チカ）
Lyricist / Singersongwriter / Topliner
3 歳からピアノを始める。2010 年、大阪音大ポピュラーボーカルコース卒業。その後、2011 年より 2 年間 NY へ留学し、アポロシアターのアマチュアナイトに 2 度の出場を果たす。帰国後、2014 年は長崎ハウステンボスのショーに出演。その後、2015 年には Nao Yoshioka, JUJUのバックコーラスなどでテレビ出演、日野皓正や Keiko Lee のオープニングアクトなども務める。2016 年夏は、五大アリーナで行われたドラゴンクエストスペクタクルツアーにミネア役として出演。アーティスト、シンガーソングライターとして楽曲提供や、アーティストのバックコーラスなどで活動中。
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1. あなたにとっての成功とはどういう意味ですか？

『成功』ということをそもそもそんなに意識した事がないのですが、強いて言うなら、私にとっての成功は『Chicaにこれをお願いしたい』『Chicaに任せて
おけば大丈夫だ』と誰かに信頼される事や、自分がありのままでいられる環境にいるなぁ、と感じれる瞬間なのかも知れません。

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2. あなたと同じように音楽業界で働きたいと考えている女性に対してどんなアドバイスがありますか？
３つ教えてください。

①等身大でいること。出来る事と出来ないこと、やりたい事とやりたくない事、YESとNOを気を遣わずに言える事はとても大切だと思います。男性女性関係ないかもしれないけど。場の空気を読む、というのが、それをやりすぎると自分を苦しめる事もあると思うので、なるべく等身大でいるようにしてます。

②母性。私は子供がいないので偉そうに言える事じゃないかも知れませんが(笑)、なんとなくイメージで、その現場や物事や案件をまるっと包み込む様な、女性特有の包容力みたいなものが必要な時もあると思ってて。何かミスがあってもそれを許し、受け入れる心を出来るだけ広く、だけど意見する時は明確に伝わりやすくスマートに、という感じかなぁ。そして人の意見を聞く時は聞く。そんな事を意識してます。

③笑い。シリアスな場面でも、笑いは私にとってとっても大切なものです。メールのやり取り一つでも、現場に他の方々と居合わせる時も、『この人とやりとりしてて嫌な気持ちにならないな』と思ってもらえるような、相手や場に対して失礼にならない絶妙なユーモアは常に研究して、自分の中にストックしてます。その為に普段からお笑い番組もめっちゃ見ますし、何より笑いが生まれ
る現場にネガティヴな事は起こらない、と笑いのパワーを信じきっております！もちろんスベる時もあります！！あしからずです！

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3. 仕事やプライベートでのどのような経験が今の成功に結びついていると思いますか？

全ての経験です。何一つとして無駄な事は人生に起きていなくて、それを糧にするかしないと思ってます。どの経験を何のきっかけにするのかを自分自身でチョイスする、これの連続が今に繋がっている、ただそれだけだと思ってます。

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4. あなたが経験した中でも大変だった事をひとつ教えてください。

初めてレコーディング現場でアーティストさんにヴォーカルディレクションをさせて頂いた時。お伝えしたい事が明確にまとまらず、アドバイスしたいことを伝える言葉が全て抽象的になり過ぎて、アーティストさんを悩ませてしまったことがあります。それでもレコーディングを止める訳にもいかず、自分の中でプチパニックになりました(笑)。

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5. その経験で得た一番の学びは何ですか？

自分にとっての当たり前が通用しない時もある、という、当たり前の事です。(笑)　
特にこういったディレクションの立場にある時は、私を信用して色んな事を聞かれたりします。それに対する答えを自分目線や、自分の経験値ででしか用意していなかったりすると、その答えが相手が欲しい答えにならない時もあります。なので、”ディレクター”や”先生”と呼んでいただける現場で、どんな質問を投げかけられても、スムーズに立ち振る舞える様に、日頃から常に色んな歌や
音楽にアンテナを張り巡らせて、自分の感じたことや思いを表現する言葉を書き溜めておくのは、とても重要だと学びました。

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6. あなたが今住んでいる地域で音楽に携わる女性達が直面している一番の課題は何だと思いますか？

それぞれにあると思います。妻であったり母であったりする女性は、何かと家族のルールがあったりもすると思うので、仕事と家庭のバランスですかね。音楽は現場だけではなく、今は家で録音したり何かと製作をしたりするので、パートナーからは『家にいるじゃん』となりがちなのですが、割と家で朝からみっちり仕事をするときは、その合間にする家事や洗濯が苦しくて苦しくて仕方
ない事があります。(笑)
家族やパートナーと暮らしてる人は、仕事をちゃんと理解してもらって、助け合って生きてもらいましょうね。(笑)

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7. 誰からインスピレーションを受けますか？その理由は何ですか？

挙げ出せばキリがないですが。。音楽が生活の中心にあるから、と言って偉大な音楽家や楽曲ばかりからインスパイアされる、と言うよりは、世の中の人や動物や植物全てからインスパイアされます。これはカッコつけているわけではなくて、自分はどこまで行ってもこの世の中の一員で、産物で、自分が見える世界はここにしかないので、生きている毎日、出くわす偶然やなんとなく目に
した景色、ふと主張し出す己の感情、一見小さく見える様な事からでも、とてもインスパイアされます。

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8. 来年の目標は？

来年も再来年もその先も、ずっと人の役に立ちたいです。ここまで読んで頂いてなんとなくお分かり頂けたと思うんですが、音楽をしてる自分は偉くも特別でもなんでもなくて、あくまでもChicaという１人の人間の人生を全うする、というのが私のモットーです。それを色付けてくれているのがただ音楽であるだけなので、自分の得意とする事や頼りにされている事で、人や現場の役に立ち続けて、なおかつ自分も成長し続けられたら最高ですね。

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9. あなたの（音楽キャリアなどにおける）最終目標とその為の次のステップを教えてください。

『目標』って明確にする瞬間、勇気がいりますよね。それに向かう覚悟を決める、という事なのでね。なので、今覚悟決めますね。(笑)
最終目標は、一曲でも多く自分が携わった楽曲を世に残す、という事です。曲や詞を書く事ももちろん好きなのですが、自分の最大の使命は歌うことだと勝手に思っております。携わらせて頂いてきた様なアニメの挿入歌であったり、アーティストさんのコーラスであったり、『主題歌』や『メイン』じゃなかったとしても、自分の声で楽曲やシーンを色付けられる現場や機会がある限り、歌い続けていきたいです！

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Chica（チカ）
Lyricist / Singersongwriter / Topliner
3 歳からピアノを始める。2010 年、大阪音大ポピュラーボーカルコース卒業。その後、2011 年より 2 年間 NY へ留学し、アポロシアターのアマチュアナイトに 2 度の出場を果たす。帰国後、2014 年は長崎ハウステンボスのショーに出演。その後、2015 年には Nao Yoshioka, JUJUのバックコーラスなどでテレビ出演、日野皓正や Keiko Lee のオープニングアクトなども務める。2016 年夏は、五大アリーナで行われたドラゴンクエストスペクタクルツアーにミネア役として出演。アーティスト、シンガーソングライターとして楽曲提供や、アーティストのバックコーラスなどで活動中。