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WimHofMethod 公式本の要約 Part4 The power of the mind 心の力

呼吸法と寒冷暴露の他に、ヴィム・ホフ・メソッドには3つ目の柱があります。マインドセット、つまり心構え・覚悟です。

1 意志の考え方
2-1 想像する力 
2-2瞑想する力 
2-3 視覚化すること、つまり、自分の体のどの部分にも注意を向けることができる能力です。
2-4 体のプロセスを観察する能力(インテロセプション)などが含まれます。

2008年1月、ヴィム・ホフは450kgの氷の柱の中に1時間半立ち続け、耐寒性の世界新記録を樹立しました。彼は氷の中に立ち、外の世界を遮断し、集中すると、一旦、10度下がった深部体温を、心の力で6度引き上げることができたのです。

ニューヨークのファインスタイン医学研究所で、迷走神経という自律神経に関する実験が行われました。自律神経はその名の通り、自律しており、人間の意志で影響を与える事が出来ないと考えられてきました。この迷走神経は炎症にも関与しており、意図的に迷走神経をコントロールできれば、炎症を抑えたり、病気を治せる可能性があります。実験の結果、ヴィム・ホフは迷走神経を自在にコントロールできることが分かりました。つまり、自律神経を意図的にコントロールすることによって、多くの病気の原因となる炎症をコントロールすることができるのです。

ヴィムが生まれた時に、母親が「この子を宣教師にします」と言ったという話を思い出しました。ヴィム・ホフは、この知見を通して、人類にインパクトを与え、「自分にもできる」と、みんなに感じてもらうことが、使命であると悟った瞬間でした。

3年後、激しい反応を起こすことで知られるバクテリアに暴露してから、ヴィムの血液サンプルを採取してみましたが、何の反応もみられませんでした。

さらに、オランダのラドバウド大学で、大腸菌を注射する実験も行われました。大腸菌を注射した240人以上の被験者では、全員がインフルエンザのような症状を呈しましたが、ヴィム・ホフには何も起こりませんでした。血液サンプルを検査室に持っていって分析したところ、炎症マーカーであるIL-6とIL-8が抑制されていることが分かりました。

科学的根拠を得るためには、比較するグループが必要です。そこで、ヴィム・ホフは12人の男性被験者にヴィム・ホフ・メソッドを教えました。すると、12人全員が4日間で血中の炎症マーカーを抑制する事が出来たのです。

思考のない心は、常に静寂であり、自信に満ちている。その心の力に従えばいいのです。そうすれば、どんなストレスフルな状況でも乗り越えられる。

by ヴィム・ホフ

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