柳葉魚

柳葉魚です。日々起こり得る心情変化や事象の整理が主です。とってもパーソナルな内容が多い…

柳葉魚

柳葉魚です。日々起こり得る心情変化や事象の整理が主です。とってもパーソナルな内容が多いのですが、悪しからず。

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  • #コロナ日記

    外出自粛生活の様子を毎日つぶやき形式で綴っているものです。

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    小噺として、読んでください。主に感想文です。

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先ずはじめに。20200122

今日はテスト期間初日であり、普通の水曜日であり、ただの何の予定もない全休である。況してや、まだ午前10時で、30分ほど前に家から人をバイトに送り出したばかりだ。今日は天気も大して良くないし、低気圧ですでに少し具合が悪い。冷えた空気が結露し続けている窓辺から流れてきて、到底ベッドから出る気にもなれない。本当は彼を送り出してから二度寝するつもりだったのに、何故かインスタのストーリーに日々の鬱憤(恥ずかしいまでに本当に大したことない内容、ほとんど駄々に近い、定期的に載せている理由が

    • 手術を経て退院した祖母の介助に泊まり掛けで出向いた。一人で生活していることとやることは変わらないが、一緒にショパンを聞いたりしただけでこれだけ心的距離が近まるのかと驚いた。 以前「会いたいと思ったことなんてない」などと抜かしたこともあったが、今後はそんなことはなくなるだろう。

      • 最近、陰鬱だと感じることが減った。もちろん、一切のストレスがないわけではない。せっかくの春休みなのに思いっきり遊べないこと、行動を制限されている遣る瀬無さは毎日感じている。けれども、不安に駆られて突然息苦しくなったり急に泣き出してしまうことはなくなった。 小さな進歩と安堵と喜び。

        • 祖父母の私の扱いはずっと変わらない。「よく食べるねえ」「早くお風呂入っちゃいなさい」「早く寝ないとじゃないの?」「おやつ食べる?お紅茶は?」 この家にいる限り私は何歳になっても彼らにとっては“子供”であり、可愛くて小さい愛らしい孫娘なのだ。 まだまだこの時間を愛おしく慈しみたい。

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        先ずはじめに。20200122

        • 手術を経て退院した祖母の介助に泊まり掛けで出向いた。一人で生活していることとやることは変わらないが、一緒にショパンを聞いたりしただけでこれだけ心的距離が近まるのかと驚いた。 以前「会いたいと思ったことなんてない」などと抜かしたこともあったが、今後はそんなことはなくなるだろう。

        • 最近、陰鬱だと感じることが減った。もちろん、一切のストレスがないわけではない。せっかくの春休みなのに思いっきり遊べないこと、行動を制限されている遣る瀬無さは毎日感じている。けれども、不安に駆られて突然息苦しくなったり急に泣き出してしまうことはなくなった。 小さな進歩と安堵と喜び。

        • 祖父母の私の扱いはずっと変わらない。「よく食べるねえ」「早くお風呂入っちゃいなさい」「早く寝ないとじゃないの?」「おやつ食べる?お紅茶は?」 この家にいる限り私は何歳になっても彼らにとっては“子供”であり、可愛くて小さい愛らしい孫娘なのだ。 まだまだこの時間を愛おしく慈しみたい。

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        記事

          お正月帰省をした(対策は万全にね)。 会うたびに耳が遠くなり、白髪が増え、口元が緩んでいく祖父母を見ていると「人間にも終わりが来るんだ」という現実を突き付けられているような気がして胸が苦しい。祖父母の健康自体より、死と老いへの恐怖が先走っていることに気付いてしまったのだった。

          お正月帰省をした(対策は万全にね)。 会うたびに耳が遠くなり、白髪が増え、口元が緩んでいく祖父母を見ていると「人間にも終わりが来るんだ」という現実を突き付けられているような気がして胸が苦しい。祖父母の健康自体より、死と老いへの恐怖が先走っていることに気付いてしまったのだった。

          最近彼に「俺もしーちゃんも激おもだよ」と言われたのが軽くショックだった。何よりその事実を自覚していない自分が嫌だった。「どこらへんが?」「んー家帰ったらしーちゃんのことが好きで1人で泣いちゃうところとか」。 私の激おも部分は一体どこからどこまでのことを言うんだろうか。不安になる。

          最近彼に「俺もしーちゃんも激おもだよ」と言われたのが軽くショックだった。何よりその事実を自覚していない自分が嫌だった。「どこらへんが?」「んー家帰ったらしーちゃんのことが好きで1人で泣いちゃうところとか」。 私の激おも部分は一体どこからどこまでのことを言うんだろうか。不安になる。

          「次いつ会えるかも分からないから」と数週間後に迫った誕生日プレゼントを急に祖父から手渡された。懐かしいフェリックスのポチ袋の中には祖父の手書きの短い手紙に金一封。「レアもので今じゃ付加価値も着くでしょ」と笑いながらお金というある意味安易な贈り物に申し訳なさそうな祖母。泣きそうだ。

          「次いつ会えるかも分からないから」と数週間後に迫った誕生日プレゼントを急に祖父から手渡された。懐かしいフェリックスのポチ袋の中には祖父の手書きの短い手紙に金一封。「レアもので今じゃ付加価値も着くでしょ」と笑いながらお金というある意味安易な贈り物に申し訳なさそうな祖母。泣きそうだ。

          私は読書が極めて苦手だ。幼い頃から読書をする習慣がなく、読み始めても集中力足らず、すぐに飽きてしまい読破出来た本なんて片手で数えられてしまうほどで勤勉な父に本をプレゼントされては素直に喜べずにいた。しかし、最近友人に勧められた洋書は今までにない程読み進めることが出来ていて嬉しい。

          私は読書が極めて苦手だ。幼い頃から読書をする習慣がなく、読み始めても集中力足らず、すぐに飽きてしまい読破出来た本なんて片手で数えられてしまうほどで勤勉な父に本をプレゼントされては素直に喜べずにいた。しかし、最近友人に勧められた洋書は今までにない程読み進めることが出来ていて嬉しい。

          私の実家は祖父母の家である。転勤族の父のもとで育った私たち家族が実家と呼べる場所はずっと変わらずにある祖父母の家なのだ。いつ訪れても祖母が忙しなく家事を行い、祖父は大音量でテレビを見ており、猫は昼寝をしているこの家で私はゆっくりと過ぎる時間を胸が痛むほど愛おしく感じてしまう。

          私の実家は祖父母の家である。転勤族の父のもとで育った私たち家族が実家と呼べる場所はずっと変わらずにある祖父母の家なのだ。いつ訪れても祖母が忙しなく家事を行い、祖父は大音量でテレビを見ており、猫は昼寝をしているこの家で私はゆっくりと過ぎる時間を胸が痛むほど愛おしく感じてしまう。

          増してや、寝惚けた顔で頭痛が酷いなんて言う。「一昨日熱出した私の方が…!」と思ってしまった。昨日だって一昨日だって私のことを甘やかして欲しかっただけだった。私が、私が、と欲張ってしまった自分に嫌気が差す。 何度も言うが、彼に罪はないのだ。 我儘な私が増えていくだけなのだ。

          増してや、寝惚けた顔で頭痛が酷いなんて言う。「一昨日熱出した私の方が…!」と思ってしまった。昨日だって一昨日だって私のことを甘やかして欲しかっただけだった。私が、私が、と欲張ってしまった自分に嫌気が差す。 何度も言うが、彼に罪はないのだ。 我儘な私が増えていくだけなのだ。

          例えば、彼が寝た後一人で涙を流ししばらく寝付けなかったことを彼本人は知らない。私が寝付いた数時間後、一人で起きては何やら色々としていたらしい。暫くしてまた私を抱いて寝ようとするも何度か起こされてしまい、気付けば朝で寝こけているのは彼の方だった。これも明日には忘れてしまうのだろう。

          例えば、彼が寝た後一人で涙を流ししばらく寝付けなかったことを彼本人は知らない。私が寝付いた数時間後、一人で起きては何やら色々としていたらしい。暫くしてまた私を抱いて寝ようとするも何度か起こされてしまい、気付けば朝で寝こけているのは彼の方だった。これも明日には忘れてしまうのだろう。

          私の悩み事や思っていることが大体彼ベースなので、こうやって不満じみたものを書いてしまうと自分が彼との生活・関係に不服である自覚が湧いてしまうような気がして気が進まない。当て付けのような八つ当たりのような、彼は悪くないのに彼のせいにしてしまいそうで書くことに億劫になっていく。

          私の悩み事や思っていることが大体彼ベースなので、こうやって不満じみたものを書いてしまうと自分が彼との生活・関係に不服である自覚が湧いてしまうような気がして気が進まない。当て付けのような八つ当たりのような、彼は悪くないのに彼のせいにしてしまいそうで書くことに億劫になっていく。

          テキストよりつぶやきを書く方が気楽だ。140字に納めることに集中しているがために何度も読み直して推敲していくこともない。書き足りないと伝え足りないと思うことは多々あるが、そんなもん書き連ねて仕舞えば関係ない。見覚えのないテキストの下書きも溜まらないしで、よっぽどいい。

          テキストよりつぶやきを書く方が気楽だ。140字に納めることに集中しているがために何度も読み直して推敲していくこともない。書き足りないと伝え足りないと思うことは多々あるが、そんなもん書き連ねて仕舞えば関係ない。見覚えのないテキストの下書きも溜まらないしで、よっぽどいい。

          下書きを遡っていたら面と向かって彼に「俺、しーちゃんと別れて死のうと思ってたんだよ、遺書まで書いて俺」と言われた夜の記事を見つけてしまい夜泣きに拍車が掛かる。もう死ぬ気なんてないことは分かっているけれど、隣で寝ている彼を見るとどうも泣きたくなってしまう。私が先に寝たい日だった。

          下書きを遡っていたら面と向かって彼に「俺、しーちゃんと別れて死のうと思ってたんだよ、遺書まで書いて俺」と言われた夜の記事を見つけてしまい夜泣きに拍車が掛かる。もう死ぬ気なんてないことは分かっているけれど、隣で寝ている彼を見るとどうも泣きたくなってしまう。私が先に寝たい日だった。

          「しーちゃんはブログ書いた方がいいよ」と何回か言われたことがある。言われるたびに「自分で消化出来ないものを俺に全て共有しないでくれ」と言われている気がして喜べない。私だって書き起こせば幾らか気が楽になる事くらい分かっているつもりだ。ごめんね、としか言えないことが悔しい。

          「しーちゃんはブログ書いた方がいいよ」と何回か言われたことがある。言われるたびに「自分で消化出来ないものを俺に全て共有しないでくれ」と言われている気がして喜べない。私だって書き起こせば幾らか気が楽になる事くらい分かっているつもりだ。ごめんね、としか言えないことが悔しい。

          夕方というにはまだ明るすぎる17時過ぎ。裾上げを頼んだスーツを受け取りに行くのも面倒で髪も服装も酷いままベッドに寝転んでいると、雲ひとつない空が厭に綺麗で哀愁に駆られてしまう。この何でもない日のこともいつか忘れてしまうと思うとあまりにも遣る瀬無い気がした。 夏の終わりは寂しい。

          夕方というにはまだ明るすぎる17時過ぎ。裾上げを頼んだスーツを受け取りに行くのも面倒で髪も服装も酷いままベッドに寝転んでいると、雲ひとつない空が厭に綺麗で哀愁に駆られてしまう。この何でもない日のこともいつか忘れてしまうと思うとあまりにも遣る瀬無い気がした。 夏の終わりは寂しい。