見出し画像

#16 自分のHISTORY~2010年音楽と美容について

皆さん、こんにちは。
ビューティークリエイティブエバンジェリスト(美容家)、美容師、ヘアメイクアップアーティスト、の柳 延人(やなぎ のぶと)です。
今回は、#15に続き、現在、学院長を務めるBLEA学園での講師活動を行う傍ら、プロデュースベースメイクブランド『Evangelst』を発足させた2010年の音楽と美容について書きました。(タイトル写真も自分です。。^^;)

1.HISTORY

ギャルの聖地、渋谷にあるBLEAは、それまで自分自身が築き上げてきた、美容美学がほぼ通用しない、独自の世界観で作られていた。

ギャルメイクは、濃いだけでなく、創作でもない、彼女たちなりの美学で可愛いが決まる。
付けまつ毛は、フレームに沿って綺麗に付けることは必要とされない、いかにボリュームがあって、盛れるかが全てであり、その子の顔立ちの個性に合わせ、独自で開発したテクニックで形成されるギャルメイクに、日々圧倒され、カルチャーショックを受け続けた。

スクリーンショット 2020-05-10 10.00.58

ファンデーションは、ミュージカル『ゴールデンボーイ』の時に使用していた、タンニング系の一番濃くて暗い色が、ギャルメイクのメインカラーであり、スキンケアとは程遠い、ほぼ毎日日サロ(日焼けサロン)で日焼けした肌がベースとなる、黒黒肌ギャルの美学を初めて知った。渋谷系ファッション業界は、女子中高生~20代前半の女性の間で、完全に確立されたカルチャーであった。

SHIBUYA109の販売員は、もちろんギャルであり、販売員のカリスマ性も高く、彼女たちのレコメンドされる物は、すぐさま飛ぶように売れていた。

BLEAの学生たちは、ほぼ109の販売員のレコメンドされた物を身に付けていたので、渋谷系ファッションの流行りは、BLEAにいるだけで、だんだん理解できるようになっていた。

そんな中、ギャル業界に異変が起こる。
ギャルと他のファッション系統と繋ぐ、中間的な位置付けのファッション雑誌であった『S Cawaii!』のモデルが、黒ギャルではなく、お姉ギャル系の白ギャルとして出現してきたのである。

スクリーンショット 2020-05-10 10.31.25


ファッションもセレカジ(セレブカジュアル)に近い着こなしが増え、少し上品さを兼ね備えた白ギャルは、BLEA学生含む、ギャルたちのファッションの常識を変えていった。

当然、肌色が白くなったので、ファンデーションも、タンニング系の日焼け色から、明るめのベースカラーが中心となり、スキンケアにも気を使うギャルが急増した。
ギャルの業界は、流行の移り変わりがとても早いが、ある意味わかりやすく、流行りの方向性を知るには、雑誌媒体と109でほぼ知ることができた。

学生からもメイクの授業での質問は、スキンケアの方法とファンデーションの選び方に集中、ようやく自分流の美容美学が役立ってきていた。

そして何より、彼女たちの本質はズボラであり、簡単で可愛くなれる物になる物にとても敏感だった。

派手で可愛くもズボラなギャルたちがレコメンドすると、コスメ業界でもムーブメントが起こる、そんなコスメが作れたら面白いと日々考えていたら、あるワードが思い浮かんだ。

『オールインワン』

一本で全てOKなベースメイクがあったら、ギャル界で流行るのではなかろうか、、
そして、ズボラ女子にもウケるのではなかろうか、、

これはイケる!僕は、オールインワンなベースメイクメイクコスメを作ることを決意した。

これが、柳 延人プロデュースブランド『Evangelist』を作るきっかけとなる。

画像3

#17へ続く

2.MUSIC JAM

画像4

画像出典:https://www.universal-music.co.jp/lady-gaga/

ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていた洋楽の中から、柳レコメンド曲を僕なりのライナーノーツとしてご紹介していきたいと思います。

柳 延人ベースメイクブランド『Evangelist』が誕生した2010年、この年の僕のレコメンド曲は、『 レディー・ガガ』のアルバム「The Fame」に収録されている『ポーカーフェイス』です。

Lady Gaga 『Poker Face 』


バイセクシャルであることを公表していたレディー・ガガが、「バイセクシャルとしての自分の考え」と「ロックンロール・ボーイフレンドへの称賛」をテーマにしたこの曲、実は、バイセクシャルである僕の友人から薦められたことで、聴くきっかけとなったのですが、革新的な自己顕示性の強いダンス音楽、並外れた歌唱力、そして独特のファッションやパフォーマンス、デビューからすぐにファンになりました。

さらに、10代の若者に社会貢献活動を促す慈善団体『DoSomething.org』が、2011年に善良な行いでセレブリティをランク付けする『Top 20 of Celebs Gone Good』に2010~11年、2年連続で1位に輝いたレディー・ガガ。エイズ撲滅や同性愛者の支持を訴えるなど、かねて行っている社会貢献活動に加え、いじめの撲滅をホワイトハウスで訴えたり、若者を支援する『ボーン・ディス・ウェイ基金』を立ち上げたことが大きく評価されています。

アーティストとして、社会貢献を続けている姿は、心からリスペクトできます。

3.BEAUTY etc.

ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていたビューティーに纏わる内容と、その年代の世情をご紹介していきたいと思います。

まずはBEAUTYですが、今回はメンズ ヘアスタイルについてです。
2010年は、それまで流行だった爽やかなツーブロックスタイルが、誰からにも好感度の高いスタイルとして定番化していく中で、アシメツーブロックスタイルが流行しました。アシメとは「アシンメトリー」の略で、左右非対称、カチッとしたツーブロックに、遊びを入れたスタイルとして、とても人気となりました。
現在も、メンズのアシメツーブロックは、人気なスタイルで、実は僕も現在アシメツーブロックです。
美容室IBIZAでも、アシメ2ブロックは人気です。

スクリーンショット 2020-05-10 10.45.56

そして、2010年代流行をご紹介しましょう。iPadが登場、Apple社によって2010年に販売されたタブレット型コンピューターで、すでに発売中のiPod touchやスマートフォンであるiPhoneを踏襲しており、マルチタッチによる操作方法やユーザーインターフェースのデザインなど多くの機能が共通化されていて、一躍大人気となった。さらには電子書籍の購読ができるなど、新たな機能が搭載され、iPadブームが巻き起こりました。

画像6

食では、食べるラー油が大ヒットしました。
食べるラー油とは、具材入りのラー油のことで、辛さ控えめのラー油に、フライドガーリック、フライドオニオンなどの具材をたっぷり入れた食材として親しまれました。
2009年8月に桃屋が「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を発売して以来のブームとなり、2010年のブーム真っ只中には、品薄状態になったというエピソードがあります。

画像7


以上、『#16 自分のHISTORY~2010年の音楽と美容について』でした。
#20でHISTORYは完結の予定です 。その後は、自分が考える美容について、新しい形で発信していきたいと思っています。
これからもよろしくお願い致します。

柳 延人

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?