悪の組織とヒーロー戦隊
昔から悪の秘密結社が現れると、すぐさまヒーロー戦隊が現れて怪人を討伐する図式が出来上がってます。
しかし、なんとなく違和感を感じますよね。
どうして、すぐさまヒーローが現れるんだろう?と。
お金の面で考えてみよう
悪の秘密結社にせよ、ヒーロー戦隊にせよ、今までに無い新技術を使った超兵器を持った組織を作り上げるには莫大な費用が必要です。
真っ当な方法を取るなら、資金を集めるために出資者を募る必要があります。
「今度、○○という組織を立ち上げるんですが、出資頂けませんか?」とお金持ちに声をかけるわけです。
悪の秘密結社の場合
けっこう簡単です。
超天才な科学者△△が世界征服のために超兵器を開発します。
出資の見返りに世界の何分の1を進呈しましょう。
成功確率は95%、出資者の秘密は遵守することを約束しましょう。
ヒーロー戦隊の場合
ヒーロー戦隊はどうすれば良いんでしょう?
悪の秘密結社が活動開始してから出資を募っても技術開発で絶対間に合いません。
先んじて動くとしても、いつ出現するか分からない怪人対策としてヒーロー戦隊を立ち上げます。出資頂けませんか?では弱過ぎな気がします。
実は正義の味方ではない?
では、両方とも最初から世界征服が目的だったら?
話は簡単ですね。
資金集めの難易度が同じであれば、どちらが先んじることが出来るか?が勝負です。
そう。つまり、悪の秘密結社と呼ばれる存在は、最初に世に出た方です。
逆に、2番手であるがゆえに先行する相手を妨害し、自分達の有利に事を進めようとしている後発組がヒーロー戦隊ということになります。
後発であるが故に人心を掌握し先行者を追い落とせるようルックスにもこだわるところがポイントです。
ということで、悪の秘密結社が倒された後の世界。
それはヒーロー戦隊が世界征服を成し遂げるため、世界中で一般人相手の戦いが繰り広げられ、さらに後発のヒーロー戦隊と覇権を争う・・・
きっと、そんな勧悪懲悪の世界が待っているんでしょうね。
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