カテゴリの紹介


新しいカテゴリを二つ作成しましたので、ぞれぞれの簡単に報告します。

一つ目のカテゴリは、「Think about nature」です。

僕は普段、農山村での獣害対策に関わる研究をしています。主に注目しているのは「どうやったら被害を減らすことができるか」というテーマなのですが、もちろんそれを考えるにあたって、「対策の方法」だけに取り組むだけでは不十分です。もっと幅広く、例えば「生態系」や「保全生物学」について、学ぶ必要があります。

そのような分野の本や論文を読んでいく中で、分かったことを整理してまとめる必要があります。また学んでいく中で、気づいたこと・考えたことも、いくつか出てきます。インプットした内容の整理、そして考えたことをアウトプットする場として、このカテゴリを使おうと思いました。

ここに掲載する記事は大きく分けると、2つになります。一つは、ある用語やテーマなどに沿って要点を整理した、教科書的な記事。これは、僕が勉強も兼ねて書くものであり、保全生物学や生態学、農村計画学などについて、学んだことをまとめていくものです。例えば「ニッチ」「アンブレラ種」とは何か、などのキーワードについての説明や、「オオカミの再導入のメリットとデメリット」など、あるテーマをかみ砕いて、要点を整理していきます。


もう一つは、考察的な記事。ここは僕が考えたことを書いていきます。

例えば、「里山が必要なわけ」「野生動物管理の必要性はどこにあるか」、など、僕の興味あるテーマについて、既にある知見を参考にしながら、考えていきます。

おそらく答えは出ないのですが、ずっと考えていきたいこととして、「人と自然の共生はどうすれば成し遂げられるか」という題目があります。この非常に難解なテーマに少しでも迫れるようにするのが、このカテゴリの大きな意義です。




二つ目のカテゴリは、「Sense of wonder」です。この言葉は「沈黙の春」を書いた科学者であり、作家であるレイチェル・カーソンの最後の本の題名です。センス・オブ・ワンダーの意味は、色々と解釈できますが、「自然に対する驚き」「自然に対する畏敬の念」など、自然に接する中で感じた、不思議な気持ちを表すものと言えます。

僕は今まで、自然と接する機会が多くあり、その中で、「センス・オブ・ワンダー」を感じるような体験をすることもありました。

特に、子供の時に体験した感情は、今でも深く残っています。そういった、自然にまつわる体験を、このカテゴリでは書いていこうと思います。

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