頑張り過ぎない。

ゴールデンウィークが開けた。会社が始まった人も多くいるに違いない。だが。大学院生の生活はまったく変わらない。


ずっと家にいることのメリットとして、家で作業ができる所がある(と思っていた)

今までは学校に行くまでの通学時間があったが、それがなくなり、起きてからすぐ(やる気があれば)作業に取り掛かれるし、授業も、家の机のパソコンを開くだけで受けられる。


移動距離が「0」だというのは、最初は効率的で良いと思ってた。車に乗ってボーとしている時間もないし、ご飯も食べようと思った時にすぐ食べられる。人と合わないから、あんまり身支度をすることもなく、服なんか適当に着て、髪がボサボサでも気にしない。いわば、無駄な時間を省くことができるな、と。


でも、意外とそうじゃないらしい。


確かに学校があるときは、隙間時間っていうのが、ポツポツと存在してた。

そんな時間、省けたらいいなと思ってたが、家でずっと勉強などに取り組もうとして分かったのは、隙間の時間は、割りかし大事かも知れない、ということだ。


勉強などをするとき、ずっと集中して居られる訳ではない。だから、朝ボーとしながら、寝癖を直したり、友達とご飯を買いに食堂まで歩いたり、学校から家までの往復時間、コピーを取りに図書館に行く時間など、特に集中しているわけでは時間があることで、結果的に、頭が休まっていた間が取れていた気がする。


家だと、そんな隙間の時間をほぼ0にすることが可能になってしまうので、休憩もあまり取らず、頑張り過ぎてしまうことがある。そして取り組んだ時間の割に、思ったより作業が進んでないと、「今日、何してたんだろなあ…」と、ちょっと落ち込んでしまうのだ。


時間があるということで、自分の中で、達成したいことへのハードルが上がってしまってる気がする。

「自粛でも幸い研究とか勉強はそこまで影響受けないし、そしてこんなに時間がある! 今のうちに○○までは進めたい!」

のように、この時期を無駄にしてはいけない、という思いが強すぎると、中々目標に届かず、自分を責めることの方が多くなってしまう。そしてさっきも書いたように、隙間時間がなくて効率が良いからといって、いつもより効果が上げられるかも言われると、そうでもないものなのだ。


だから、あんまり今に期待しすぎすに、「こんな、生活リズムも崩れやすい大変な時期だけど、まあほどほどに勉強できたら、御の字かな。」

くらいの気持ちでいた方が良いのかも知れない。


実際、大変な時期なのだから。


と、オンライン授業をウトウトと聴いてて、自己嫌悪に入りそうになった夕方に、思ったこと。

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