WILDIES' kitchen 店舗改装DIY！

サンドイッチ専門店WILDIES’ エミカです！
実店舗ができるのは、前回の記事でお知らせしましたが、そこからプレオープンまでの改装をちらっとお見せしようかと！

プレオープンの日が決まり、そこから急ピッチで改装することになりました。
もともと小さめのお店なので、こぢんまり感がちょうど良いのですが、窓が小さく天井の圧迫感があったので、せっかくなら思いっきり変えてしまおう！と。

最初に天井は抜き、もちろん見えない部分なので屋根裏は断熱材が思いっきり顔を出している、、
さすがにみっともないので、木の板をはりログハウスのようにしてみます。

真四角の建物なら木の加工もまだ楽なのですが、ここは日本家屋。
屋根の傾斜や梁に合わせて、一つ一つ形を整えていきます。
しっかり採寸して、ピッタリに切り揃え、梁を避けつつ貼っていきます。
もうね、圧巻。すごい。

もう一つ問題の窓ガラスは、既存の窓の倍の大きさに！窓は開かなくなりましたが、お店の中から広く自然が見渡せるのがとっても素敵！
以前のお店を知っているからこそ、窓を大きくしただけで景色や光の入り具合がこんなに違うんだと感動しました。

before

after

すごくないですか！？
いやもう感動。
窓ガラスも大工さんにいらない窓を譲ってもらって、捨てられる素材を再利用してます。
今回はサッシをはずして、窓ガラスだけ使います。

そして大きな窓ガラスってすごい重いんですね。しかもガラスだけだと、角に少しものが当たっただけでも一瞬で割れてしまう、、
男性数人がかりでゆっくり運び、倒れないように支え、木のサッシをつけてやっと一安心。

こんなふうに窓ガラスって交換するんだ！と、なかなかそんな場面に立ち会うことがないのでドキドキ。

まず現場に居合わせることの方が稀ですし、特に女性が現場にいることは数少ないのでしょう。
（まあ実際に手伝えることはほとんどないのですが、、）

でも実際に、窓の付け替えや壁を新しく作ったり、壁を壊したりを現場で見れて、自分が立つお店がこんな風に出来上がっていくんだなあとしみじみ。

外壁も全面トタンですが、大きい窓の面は木を鎧張りにして、他の面は白で塗装していきます！

築年数は経っているけれど、古民家と言えるほど古いわけでもないこの物件。
瓦屋根は変えられないので、他の部分を変えていきます！

完成されたものも素敵で感動するけれど、その完成までの過程をすぐ横で見ていられたことがとてもよかったなあと思います。

オーナーがよく言っていますが、
「設計図通りに作るんじゃ面白くない。そのときにあるもの、そのタイミングで手に入ったもので作り上げていく。現場での判断で変わっていくのが良いんだ」と。

新築ならともかく、既存の建物を改装するので、壁を剥がしてみて、これは壊せないとか、この柱は切れないとか、いろいろ見えてくるじゃないですか。その時々にでてくる問題や素材に合わせて、対応できる力って魅力的ですよね。

目的地は同じだけど、たどり着くための道が一本じゃなくて、いろんな回り道や抜け道を探していくイメージで、それを可能にしている経験値高すぎない？と思います。

そして手伝ってくれた皆がいてくれたから、今ここまで素敵なものになったんだなあと。

作業してくれる人がいなかったら、お店としてOPENできていないし、その作業が出来たのは足場や機材を貸してくれる人がいたからだし、頑張れって応援してくれるひとがいてくれるから頑張れる。
外壁を塗装したり、天井を落としたり、いらない天井の木を伐り落としたり、屋根を外したり、壁をぶち抜いたり、窓を新しくしたり。

私個人が出来ることは限られていて、この場所が始まってすらなかったかもしれない。

お店という箱が出来てきて、そこからこの場所にどんな意味を持たせるのかは、私にかかっているということですね。(楽しみだけど不安ももちろんあります、、)

お店として営業もしていきますが、ジビエの料理教室や間貸しキッチン、ほかにもいろいろやりたいことがたくさん。
少しずつお披露目していくので、興味があれば覗きに来てくださいね。

ではまた次の記事でお会いしましょう。

エミカ