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【操作不要】ギルティギアのあんまり知られてない(?)スゴいトコ

私がプレイしたギルティギアは2024年6月現在の最新作 GUILTY GEAR -STRIVE- のみです。非常にグラフィック表現が豊かで、格闘ゲームとしても難しすぎず、駆け引き部分を楽しむまでのハードルが低く楽しくプレイしております。

購入したきっかけはキャラクターの魅力に惹かれたという部分が一番大きく、このキャラの必殺技でリーサル決めて気持ち良くなるぞ!とういう意気込みでした。
が、実際にゲームをプレイしてみて一番感動したのは「ストーリーモード」でした。

あえてゲームにしないという試み

キャラクターに惹かれているのだから、ストーリーが気になるというのは極自然な事。
ストーリーモードがあることに気づいた私はすぐにストーリーモードをプレイしました。オンラインに行く前に肩慣らしをしておこう、ついでにストーリーを堪能しようという魂胆です。
がしかし、いつまで経ってもずーっとムービーが流れ続けています。
そしてチェックポイントに入り、続きを見るか聞かれます。
「・・・・・!?」


お察しの通りです。
ストーリーモードではプレイヤーが一切ボタンを操作する必要はありません。本当の本当に文字通りのストーリーモードなのです。

これはすごい。
ゲームなのに全然ゲームじゃない。
ノベルゲーじゃなく、全編フルボイスのムービーなので、本当にボタンを押さない。

ストーリーにプレイヤーの介入は必要か?

このシステムは私に「ストーリーを追体験する」という行為は本当にゲームとして面白いものなのか?という問いかけをしてきます。
そしてギルティギアに関して言えば「追体験する必要なし!ストーリーは見れれば満足や!!」となりました。

そもそも格ゲーって対戦相手をボコボコにするのが楽しいゲームでCPU相手に戦うのって求めている面白さの本質とはかけ離れているんですよね。
自分も相手も対等、その上で優劣を決めるという行為が楽しいのであって、ストーリー用に作られたボスキャラとか理不尽な強さの敵を倒すモチベーションってこのゲームをプレイする人にはないんですよ。
(※極めて個人的な見解です)

そう考えた時に、ストーリーモードを選ぶ時って、このゲームの世界観とかキャラクターのドラマに触れたいのであってプレイヤーが敵を倒す体験って要らないんですよね。

それを最近の奴は、ダラダラ長ったらしいCGムービー垂れ流しにしやがって
俺達は映画が見たいのか?
…違うだろ

ゲームがやりたいんだろうがァ

銀魂 第29巻より

銀魂の上記シーンとは真逆ですね。
「半端に操作させんな。映画だけでいいだろうがァ!」
って感じです。

RPGとかにありがちですが「ここでプレイヤーに○○させて~」みたいな、プレイヤーに「何をさせるか」を考えてんな…ってゲームは往々にある気がします。「どんな体験を求めてるか」という視点に立てると、こんな風にプレイヤーが何もしない時間をあえて作り出せるのかもしれません。

副次的な効果?

「ギルティギアって面白いの?金髪のキャラクターが魅力的なんだけど…格ゲーって難しいよね…。」
と聞かれた時に
「ん?どの金髪?キャラが気になるだけならストーリーモードは格ゲーしなくても大丈夫だよ。」
と言えます。技のモーションとか表情とか見たいなら格ゲーする必要ありますが…。それでも他の格ゲーよりコマンドはだいぶ簡易的な気がします。
ストーリーモードだけでもいいから始めてみて!!
あわよくば弱肉強食の世界に引きずり込みます

逆のスタイルをとったストリートファイター6

逆にストリートファイター6では「ワールドツアー」というモードが実装されましたね。
自分のアバターを作って戦い、ユニークなキャラクターを師匠にするという形でストーリー進行と同時に格ゲーの操作に慣れてもらう。
戦闘が格ゲーのRPGという建付けのモードかと思います。
これはこれでアリでした。
格ゲーを遊ぶのとは全く別のモチベーションでプレイした記憶があります。
おそらく自分のアバターを作るというのがミソ。
でも普通に難しい戦闘とかあったので途中で投げ出してしまった人もいる気がしますね。
ストリートファイターは操作がちょっと難しめだよね。

そして前作についても調べてみる…。

このストーリーモードの形式、前作からこうだったのか…。
こんな革命的なシステムを知らなかったなんて時代に置いていかれている。
いや、アークが先を行き過ぎているのかも…。
ホームページ見に行きましたが、ストーリーモードは映画だぜ!!格ゲー苦手な人も是非買ってくれよな!!
なんて事は書いてないんですよね。
あくまで格ゲーを楽しんでほしいというスタンスは揺るがせないスタイル。

ディズィーの実装をお待ちしております。







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