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WHOとトランプ

アメリカのトランプ大統領が一時的に停止していたWHOへの拠出金を限定的に再開するとの意向を示した。16日FOXニュース電子版が報道した。

しかし拠出額は従来から9割減となる可能性があるとのことだ。


WHOとトランプ大統領は新型コロナウイルスへの対応を巡って対立が過熱しているが、WHOへの最大の拠出国であるアメリカがこのような措置を取ることは、WHOにとって大きな影響があるだろう。

これまでアメリカはWHO拠出金の内、約14%を出してきた。これが9割減少となると、WHOへの拠出額全体が10%以上減少することになる。

予算が1割カットされた組織が、アメリカの望む「公平で公正な原因調査」を実施できるのかは極めて疑問である。

むしろ中国との関係性を問題視しWHOに徹底的な究明を迫るのであれば、さらに多額の拠出金を用意し、より精度の高い調査用意を促進すべきではないか。


※余談だが、日本はWHOへの拠出額は国家として第4位であるらしい。想像以上に多くの割合を占めているものだと感じたと同時に、日本国民はWHOへの意見をもっと活発に表明しても良いのではないかと思う。多額の税金がこの組織運営に充てられているのであれば、WHOとしても我々日本国民の意向に配慮した施策を実施する義務があるように思う。

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