ちゃんこ

【ちゃんこ録】(力士料理 琴ヶ梅)


錦糸町にある「琴ヶ梅」に行ってきました。店主は、元関脇の琴ヶ梅。昭和末期から平成初期にかけて活躍した力士で、昭和38年生まれの所謂「花の38組」で、双羽黒、北勝海、寺尾らがおり、錚々たる顔ぶれが並びます。琴ヶ梅は、重心の低い押し相撲。相手力士は思わずはたき込みたくなるのですが、これがなかなか落ちてくれない。全盛期はあの千代の富士が最も嫌がっていた力士の一人であり、対戦成績こそ21勝1敗と千代の富士が圧倒しているように見えますが、幾度となく土俵際まで追い込まれ、薄氷の勝利を勝ち取った千代の富士が野球の「セーフ」を土俵上で見せたユーモラスな場面も。
琴ヶ梅の「ハイライト」は、平成元年。名古屋場所、秋場所と関脇の位置で、2場所連続10勝を達成。大関取りをかけて挑んだ九州場所は8勝に終わり、惜しくも大関昇進はかないませんでした。それでも計18場所三役を務め、約9年間幕内で取り続けた実績は名力士と言えるでしょう。その後相撲協会に残って佐渡ヶ岳部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたりつつ、当店を開業。相撲協会を2007年に退職してからは、当店に自らお店に出ています。

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さて、お店に入ると、お客さんがぎっしり。若い人も多く、人気店のようです。
さて、ちゃんこ自体については、佐渡ヶ嶽部屋伝統の「塩ちゃんこ」を食べるべき。マジでおいしく、お腹いっぱいになります。トークに夢中になっていても、スタッフさんがちょくちょくサポートしてくれて美味しくいただけます。お酒は、現役時代の四股名がタイトリングされた焼酎を。

焼酎

お店には、親方が自ら店頭にたち、注文取ったりしてくれます。現役時代、佐渡ヶ嶽部屋の猛稽古に耐え、勝負師っぽかった親方も、スタッフさんとはかなりフランクな関係を築いているようで、親方が突っ込みを受けている様子も(笑)親方の生来の優しさと働き方改革の影響でしょうかね(笑)

最後に親方と写真を撮ってもらい、大満足の私でした。また行きたいと思います。

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