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「改憲発議許さない!守ろう平和といのちとくらし 2022 憲法大集会」

みなさん、こんにちは。
5月3日の憲法記念日はどのように過ごされましたでしょうか?

 私は、次のツイートにある通り、「改憲発議許さない!守ろう平和といのちとくらし 2022 憲法大集会」に参加するために有明に行ってきました。


 当日はすごくいい天気で爽やかな五月晴れでした!
思ってたよりも人が多くてびっくりしました。

 ステージではプログラムに沿ってイベントが進んでましたが、残念ながら私のいる場所からは風の影響なのか声が聞き取りにくかったです。

 立憲民主党、日本共産党、社民党の代表の方が登壇しての話、各分野からの話も現場では何を言っているのかも聞こえない状況でした。
家に戻ってきてYouTubeで最初から話を聞いてみたのですが、めちゃくちゃ大事なことを言ってるじゃないですか!!

例によってどれも学びのある発言だと思ったので文字起こしをすることにしました。

 最初に立憲民主党・奥野総一郎衆院議員の発言でした。大事なことを伝えていたのですが、その後のテレビ番組出演で発言撤回していますので、掲載は差し控えます。とても残念です。

 次の発言者は日本共産党 志位和夫委員長です。
こちらの発言は くるみわり@nutscracker_1892 さんが字幕付きで見やすい動画をアップしてくださっているのでそちらも貼り付けておきます。

オリジナルはこちら

志位委員長の発言

 みなさん こんにちは
日本共産党を代表して、熱い連帯のあいさつを送ります。
ロシアのウクライナ侵略、始まって二か月余りがたちました。
多くの命が損なわれる事態にいても立ってもいられない。怒りと憤りを募らせている方がたくさんいらっしゃると思う。

どうやってこの戦争を終わらせるか。


 
いま、アメリカのバイデン大統領は「民主主義対専制主義の戦いだ」というスローガンを打ち出しています。しかし皆さん、今大事なことはあれこれの価値観で世界を二分するんじゃなくて「ロシアは侵略をやめろ」「国連憲章を守れ」この一点で全世界が団結することではないでしょうか。

 国際世論の力で包囲をし、国連憲章に基づく平和の国際秩序を回復するまで世界と連帯して力を尽くそうではありませんか。

国会で起きている重要なこと

 いま、危機に乗じて日本を守るためには力が必要だ。こう言って敵基地攻撃だ核共有だ、9条捨てろ こういう大合唱が起こっております。

 しかし皆さん、いま、日本が直面する最大の現実の危険はどこにあるでしょうか? ずばり言いますと、日本が攻撃されていないのに、アメリカが軍事行動を始めたら、安保法制、集団的自衛権を発動して自衛隊が米軍と一緒に敵基地攻撃で攻め込む。その結果その戦火が日本に及んでくる。これが、いま日本が直面している最大の危険ではないでしょうか?

 この恐ろしい道を進もうと思えば、とてつもない大軍拡が必要になります。現に自民党は軍事費をGDP比で2%以上、5年以内にやるっていう。二倍にするっていうんです。11兆円もの軍事費の財源どうするんですか?

 私たちが「社会保障をよくしろ」こう言いますと、いつも財源どうするのか? (いつも)うるさく言ってくる自民党が(軍事費の)財源のこと言わないじゃないですか。消費税の大増税か、社会保障の大幅削減になる。火を見るよりも明らかではないでしょうか?

 みなさん、危機に乗じて憲法9条を改訂し、日本を軍事対軍事の危険な道に引き込み、国民のくらしを押しつぶす。 こんな道はみんなで力を合わせてとめようではありませんか。

戦争しないためにまず行うべきことは?

 自民党などは、「9条で平和が守れるか?」こう言います。 しかし皆さん、戦争を起こさないために9条を生かした外交に知恵と力を尽くすのが政治の役割ではないでしょうか。

私たち日本共産党は、東アジアに9条を生かして平和を作り出す外交ビジョンを提案しております。

 私たちが注目しておりますのは、東南アジア諸国連合。ASEANの国々。徹底した対話によって紛争を戦争にしない。平和の共同体を作ってます。このASEANがいま一番力を注いでいるのが、東アジアサミット。ASEAN10か国+日米中など8か国でつくる平和の枠組みを強化してゆくゆくは東アジア規模の友好協力条約を展望しようといいう大構想を示しています。皆さんこれ、いいじゃないですか?

 日本がやるべきは敵基地攻撃能力なんていう物騒な話じゃない。
ASEANの国々としっかり連携をして9条を生かして東アジアを戦争の心配のない平和な地域にする。これが仕事ではないでしょうか?

 世界に誇る憲法9条を守り生かそう。この一点に力を合わせましょう。市民と野党の共闘も発展させていきましょう。

そのことを訴えましてごあいさつといたします。
ありがとうございました。

 いかがですか?
 大切なのはどのようなプロセスで戦争を終わらせるか、戦争しなくても済むような取り組みを実現するのかだと思います。

 自民党や維新の会などの改憲勢力は、ひたすら軍事力で優位に立ちたいという考え方が露骨に見えてくるようになりました。自民党の改憲4項目はまさにそういうことですね。

 そもそも、なぜいま憲法改正なのでしょうか? 
消費税が10%に増税されて、国民の消費はとても落ち込みました。
そこにコロナ禍が襲ってきたことで、それまで自民党政権が進めてきた儲からない分野、医療・介護・保育をはじめとする社会保障の切り捨て(保健所や公的病院の統廃合、毎年の医療費予算の切り下げなど)により、医療崩壊が引き起こされました。また、それまで進めてきた女性を中心とした非正規雇用の拡大で収入を絶たれてしまう状況が大問題になりました。

 本来ならば、国民生活を根本から支えるためにこれまでの政策を改めた政治を進めるべきですが、そこには微々たる補助金でお茶を濁しているという始末。

さらにコペアヤ先生が指摘しているこちらの問題があります。


改憲なんかやっている場合ですか!?

 さらにその改憲で目論んでいることに着目するとますます声を上げずにはいられません。

 今回は改憲4項目の中身には触れません。そもそもいまはそれどころではないし、その議論を始めてしまうことは相手の土俵に乗るということになってしまうからです。

 今やるべきことは、消費税を5%にし、国民の生活を立て直すことではないでしょうか?ロシアのウクライナ侵略に乗じて火事場泥棒的な自民・維新の改憲の動きは絶対に許せません。


 次回は、社民党福島党首のお話です。とても学びがあり、そして元気が出るお話です。お楽しみに~!

最後までお読みいただきありがとうございました!



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