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2021.10.8 #志位和夫 岸田総理所信表明演説を受けての記者会見文字起こし! #比例は日本共産党 #投票倍増委員会

みなさん、こんばんは。

今日も志位委員長の記者会見を文字起こししました。

 今日の記者会見は、岸田首相の所信表明演説を受けたものという内容でした。特徴的だったのが岸田首相の所信表明演説を聞いても、「安倍・菅政権で言っていたことと同じことを繰り返しているだけだ」ということでした。

 今日はすべて記者さんからの質問に答えるという内容だったのですが、大切なことがたくさん語られていたので文字にすることにしたわけです。

途中、志位さんが本当にあきれながら語っている様子がとても印象的でした。本当に末期も末期、救いようがないと感じます。

 この記者会見を聞いて、私もますます政権交代の重要性、必要性を感じるとともに、一刻も早く自公安倍菅岸田政治を終わらせたい。そう思いました。

二回の総選挙を闘おう

今日はプレ総選挙二日目です。

 10月6日の総選挙勝利 オンライン 全国総決起集会で志位さんが、本気で政権交代を実現するために、公示日を投票日と見立ててできることをやり切ろうと提起しています。一回目の投票日までの反省を踏まえて、もう一度選挙戦を頑張る、つまり選挙に二回連続で取り組むという面白い提案でした。

 この話を聞いて、日本共産党は本気で政権交代をとりに行っているんだと覚悟を感じました。なので私も、これはと思った記者会見についてできることを頑張りたいと思いました。

よかったらあなたも一緒に行動しましょう。


長くなってしまいましたが本題に入ります😝


所信表明演説の受け止めと、代表質問ではどのように岸田政権を正していくのか

NHK田中記者
 所信表明演説の受け止めと来週から代表質問が始まるわけですけれども、委員長はどういう点を正していきたいでしょうか?

志位委員長
 演説はですね、自分たちのこれまでの政治のどこに問題点があったか。その反省が全くないというのが特徴だと思うんです。コロナで感染爆発、医療崩壊起こったわけですね。なぜ起こったのかという反省がない。
 それから経済運営でもですね、アベノミクスをずっと9年間やってきてこれだけ格差と貧困が広がった。これをどうしていくのか。この問題についても反省がない。

 それから、様々な国政私物化疑惑。あるいは日本学術会議への人事介入。こういう問題について一切一言も触れない。ですから自分たちのやってきたことの問題点への反省がないということはですね、誤りを繰り返すということになります。

 それが結局反省がないということは、これまでの政治の継続と、(私はアベスガ直系政治と最初から言ってきましたけれども、)結局、安倍政権、菅政権、これを引き継いでいく政権だということがはっきり見えてきたなぁと思います。

 それから、若干それに加えて言いますと今日、岸田総理が述べた経済でのキーワード。「新しい資本主義」と言われました。ところがですね、その中身は何かといったら、「成長と分配の好循環」だと。

 これはですね、実は2016年1月22日に、安倍元首相がですね、施政方針演説で述べたことそのものなんですよ。その時も安倍さんが「成長と分配の好循環が必要だ」ということをそのまま述べている。

 今日は岸田さんは安倍首相が最初に述べた「三本の矢」。これもそのまま展開しましたよね。ですから経済運営で「新しい資本主義」というキーワード出てきましたけども、中身ははっきり言って「アベノミクスの三番煎じ」だと思います。

 新しいのが何一つない。結局この「アベノミクス」で結果がですね、貧困と格差を広げました。日本の超富裕層はアベスガ政権で資産を6兆円から24兆円の4倍にした。ところが同じ期間に働く人の実質賃金は22万円、年間ですが下がりました。ですから「トリクルダウン」起こらなかったんですよ。で、「成長と分配」は失敗したわけです。にもかかわらず同じことを繰り返してる。これはほんとに先がないなと思いました。

 ですから私は代表質問ではまず、政治姿勢の問題正します。国政私物化疑惑に対する基本姿勢。あるいは日本学術会議への任命拒否についての基本姿勢。こういった政治姿勢の問題は短時間でも正したいと思っております。

 そのうえでコロナの問題。コロナの問題については、この間の政府の対応についての問題点。私たちは科学を無視したことへの反省がないこと。コロナ対応にまで自己責任論を持ち込んだこと、こういう点を問題にしてきましたけれども、そういう点に反省はあるのかということをお聞きしたいと思います。

 そしてそのうえで我が党がいま必要だと考えるコロナ対応について、「大規模検査」、「医療体制の抜本的な拡充」「十分な補償」こういう点を聞いていきたいと思っております。

 そのうえで私たちとしては、この政権に対して、もう政権交代を求めるという立場ですから、日本共産党として、あるいは野党として、政権交代やった場合に日本の政治をどういう風にchangeしていくのか。4つのchangeということをこの間ずっと言ってまいりました。くらし、環境、ジェンダー、平和、こういう太いところで私たちのあるべき日本の姿。こういう方向にchangeしようということを提案して、総理の所信を聞きたいと思います。

核兵器禁止条約への言及がなかったことについて

共同通信
 所信表明の中でも核についての話になったかと思うのですが、核兵器禁止条約のことについては話は出てませんけれどもそれについてはどのようにお考えですか?

志位委員長
 核兵器禁止条約について、結局総裁選の中での議論でも大変否定的な発言だったと思います。結局これは核保有国が入ってないから実効性がないというような立場だったと思います。

 この問題の根本について言いますと、岸田さんが外務大臣であった時代の発言録を見ておりましても結局核抑止なんですよ。核抑止の立場で対応しなくちゃいけないと。この核抑止の信頼性を損なうってことで、核兵器禁止条約に反対するというのが日本政府の立場ですけど、そこから一歩も出てないと思います。

 ただこの核抑止というのはどういう議論かというと、「いざというときには核兵器を使う」っていう議論なんですよ。つまり、「いざというときには核のボタンを押すこともためらわない」という議論なんですね。この脅しで相手を屈服させようというのが核抑止なわけです。

 これは言葉を変えて言いますと、「いざというときには広島・長崎のような非人道的な惨禍を引き起こすこともためらわない」という議論なんですね。こういう議論に立ってるのが日本政府。岸田さんも同じだと思います。

 私は代表質問で聞いてみたいと思いますが、これは同じだと思います。核抑止論だと思います。私そういう議論をね唯一の戦争被爆国の政府がとっていいのかと。そして広島出身とおっしゃるんだったら、そういう政治が通っていいのかと。

 今広島行きましたらね、8月6日行きますと、広島の市長にしてもみんな核抑止の批判するわけです。長崎の市長も核抑止の批判する。その時に核抑止という間違った議論にとらわれて背を向けていいのかと、これが問われている中心問題ですね。これを聞いてみたいと思います。

経済政策の違いでは何を国民に訴えるか

毎日新聞 田所記者
 経済政策の違いなんですが、新自由主義の見直しだとか分配見直しというところで野党と似通ったワードもあるってことで、一番の違いを国民に訴えるうえでは例えば消費減税とかですね、どういったところを重点的に訴えるのでしょうか?

志位委員長
 結局ね、やってきたこと、それからやろうとしてること。これが問題なわけですね。具体的な中身が。

 アベノミクスでやられてきたことが何かといったら、一つは社会保障切り捨てをずっとやってきた。そういう医療や社会保障公衆衛生切り捨ててきた。これが今の医療崩壊を招いているわけですよね。この路線切り替える必要があるのにそれをやってきた。しかも今もやってるわけですよ。消費税の増税分を使って病院の病床を削減する。この前法律通したでしょ?それを実行しようとしているわけですよ。ですから、そういう医療切り捨て政治を続けるのかどうか。これが問われますよね。
 
 それから、働き方という点ではですね、これは安倍政権の下でも「労働者派遣法」を改悪して「使い捨て労働」(監視)をうんと緩くしちゃうわけです。その結果今、コロナで多くの方が職を失っている。こういう使い捨て労働を増やしてしまった。非正規の方を4割近くまでしてしまった。これを切り替えるのかどうかが具体的に問われる。こういうのがありますね。

 それから、では安倍政権の下で2回にわたって増税やって10%まで上げたわけです。で法人税はうんと下げた。これを実際切り替えるかどうかが問われる。
全部やろうっていう立場はないですよ。ここには。

 ですから、まさにそういう具体論になれば言ってることは全く空疎だということになりますね。


 それからもう一点だけ言いますと、岸田さんは総裁選の時には「新自由主義からの転換をするんだ」とおっしゃいましたね。

 ところが、今日の演説ではぐーっとトーンダウンして、「新自由主義的な政策」については、いろんな弊害が指摘されていますと。世界で指摘されているといっているだけで、自らの政策として「新自由主義からの転換」をやるんだ(という旗を)降ろしてしまいましたよね。さっそく旗を。

 私は新「自由主義からの転換」ってことが 旗で掲げられればねそれはそれで一つの変化だと。どういう風になるのかなと思って、見てみたんですけども、まさにこのそういう指摘されてると。世界で弊害が指摘されてるという発言になってしまって、新自由主義からの転換という総裁選のなかで言っていたことも全部後退してしまった。

 ですからほんとにこれはもうね、経済政策では「アベノミクスの三番煎じ」ですよ。

 ご丁寧に「三本の矢」まで今日言ってるじゃないですか。
「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「成長戦略の推進」を進めます。
これは三本の矢です。

 アベノミクスの三本の矢。ご丁寧に繰り返して、それで中身は、成長と分配の好循環と。持ってまいりましたけれども、2016年1月22日に安倍首相が施政方針演説で、「成長と分配の好循環を作り上げてまいります」と。5年前に言っている同じセリフを繰り返しているだけなんです。好循環なんかできなかったわけですよ。少なくとも庶民には分配はいかなかった。

 これがアベノミクスの結末じゃないですか。
そういう風に破綻したものをね、ただ繰り返してる。ついでに言いますとね、「新しい資本主義」というワードがどこから出てきたのかと思って調べてみましたら、6月に岸田さんが主導して立ち上げた。そのときに呼びかけ人の一人になったのは甘利さん。最高顧問に座ってるのが安倍さんと麻生さんAAAご立席の下で始まりましたと。いう風に岸田さんが挨拶している。これが6月ですよ。ですからアベノミクスそのものなんです。「新しい資本主義」というのは。

 ですからね、早くもそこら辺の道具立てがはっきり見えてきたと思いますね。

 ついでにもう一つ言いますと、世界で大問題になっていることに対する対応があまりにないという点では、気候危機の問題がね、まったくない。これもわずかにですね、「カーボンニュートラル」というのが一言あるだけで、どうやってそれやるのか?もう気候危機を打開するっていう大命題が全くない。それからジェンダー平等。これも世界の大問題であり、日本の大問題ですよ。これに対する言及が全くない。私は「気候機器」と「ジェンダー」二つの問題に真剣に向き合わない政治は「失格」だと思っております。

 ですからこの問題も代表質問で聞きたいと思っております。

 もう一つ言いますと、辺野古の基地の問題。平然と今日もこれは辺野古沖への移設工事を進めると、普天間の一刻も早い返還といってますけどね、いま軟弱地盤が問題になって設計変更が出てる。
 
 これはデニー知事は、これは認めませんよ。認めない。で、これは認めないもとで普天間の早期返還といいますけどね、辺野古に固執する限り普天間は絶対還ってこないんです。

 ですからもう破綻した議論なんです。
普天間の早期返還のための辺野古っていうのは。

 これにしがみついてなお作り続ける。全く変わりはないですよ。
ですからね、これはもう辞めてもらうしかないと。思っております。もう自公政治そのものを終わりにするしかない。政権交代によって終わりにするしかないという思いを強くいたしました。

外交政策・安全保障政策について

文化放送 山本記者
 安倍路線の継承ということを経済のほうでおっしゃいましたけれども、外交政策、安全保障政策のところを述べてる部分もありましたが、それについてはどのようにお考えですか?

志位委員長
 これはもうなんて言いますか、これまでの路線を繰り返したただのコピペみたいなもんですね。日米同盟基軸、自由で開かれたインド太平洋、云々侃々と言ってきたことの繰り返しですね。

 反省がないと言うことを冒頭申しましたけれども、そうすると、中身もないんですよ。反省があればたらしい中身が出てくる。反省がなければ何にも中身がない。中身が全くない演説だった。思って聞きました。

野党共闘関係について


読売新聞 記者
 国民民主党が昨日ですね、神奈川10区に候補者を擁立することを発表しました。こちら波多野さんが行ってですね、共闘の流れに水を差すようなものともいえると思うのですが、これの受け止めとですね、共闘全体の受け止めについてお考えをお聞かせください。

志位委員長
 これは、どこであれ立てる自由はありますから。それについて私がいちいちコメントいたしません。

読売新聞 記者
 立憲との候補者調整について何らかの方向性を示せるとしたらそれは来週前半とかいう見通しでしょうか?

志位委員長
 なかなか私のほうから時期をいうのは難しいんですけど、今やっておりますので。できるだけ早く皆さんにお示しできるようにしたいということでいま、協議を進めているところです。というところでご勘弁ください。


朝日新聞 三浦記者
 れいわの山本太郎さんが都内での選挙区をまもなく正式に発表するということなんですけど、その選挙区に共産党の候補と重なっている場合の対応っていうのはまだ、もしお考えがあれば。

志位委員長
 まだご本人の立候補の意思もまだ聞いておりませんし、今コメントすることはありません。

最後に

いかがでしたか?
野党が同じ選挙区で重なっているというのは有権者から見たらやっぱりわかりにくいと私も思います。

でも、会見の中で志位委員長がおっしゃっていた通り、他党候補者の立候補については本来とやかく言うようなことではないというのも正しいと思います。

 自分の推し政党(私の場合は日本共産党ですが)の議員がたくさん増えるようにその魅力をたくさん語って知ってもらうこと、これまでの自公政権を続けるのか、それとも終わらせるのかという選択がとても大切だと一人でも多くの人に感じてもらって投票率を増やすことが何よりも大切だと思います。

 最近だと、palさんが様々なグッズを作って売り出しています。こういう取り組みで楽しく選挙に行こうと呼びかけることもまた大切なことではないでしょうか。とてもいいなって思いました。



気に入ったグッズがあったらぜひ買ってみてくださいね。

 私は黒のchangeTシャツが気に入りました。何が一番良かったかというと、changeの文字がレインボーなところです。差別や偏見のないグラデーションな日本社会を実現したい。そんな気持ちです。

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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