「いい感じに描けた」の「いい感じ」って何?
こんにちは。
うぃごうぃごです。
前回のnoteでメイキング12日目のデジタルイラストをご紹介しましたが、今回はその製作の中で気づいたことや思ったことを素人目線で語っていこうと思います。
まず率直な感想
え、模倣してるだけなのにまだ線画終わらない…
こんなに時間かかるの…?
日数では12日経ってますが制作時間は48時間になるでしょうか。
クリスタの使い方も知らない、絵も描いたことない、そんな素人がいきなりプロ絵師の作例の模倣をするわけなので気にすることないのかもしれませんが、24時間で色塗りまでもっていけるだろうと高を括っていました。
仕事をしていてもそうでしたが相変わらず見積もりが甘い(今回は初挑戦なのでしょうがないかもしれませんが…)
そして
絵の模倣ってめちゃくちゃ難しい
ラフの段階ではいい感じに模倣できていると感じていましたが、線画に移った瞬間に雪崩の如く襲いかかってきた「違和感」の数々。
繊細な描画が求められる顔・髪・指は他の体のパーツに比べて違和感の量が凄まじく、特に足指の描画は納得する指の形を描けず大苦戦…
たまらずその日は現実逃避してイラスト学習をやめてしまいました。
次の日、どうして突如違和感が降り注いできたんだろうなぁと思っていたところ、たまたまネットで納得の説明を見つけました。
ラフの段階では線と線が1本線で繋がっていない箇所が多いため、なるべく違和感が生じないように繋ぎの線を脳が引いて補完しているのだと。
なるほど、と思ったと同時にあることに気づきました。
絵を描き始めてまもない自分が手応えを感じては都度呟いていた「いい感じに描けた」の「いい感じ」ってそもそも何を根拠にそう思ってたんだろう
今苦戦してる足指だって絶対「いい感じ」があるはずで、それを解明できればある程度違和感はなくなるはず…!
ここまでただプロ絵師の絵を真似て描いていただけでしたが、模倣している絵(今回は大苦戦してる右足首)を自分なりに分析してみることにしました。
・右足一本で立っている
・かかとは浮いて、足先で立っている
・親指側は少し浮いて、小指側に重心がかかっている
・足の甲はほぼ真正面を向いている
これらを意識して補助線などを引きながら描画した右足がこちらです。
足先のクローズアップでは重心のかかり方が把握しづらいので全体像も。
個人的にだいぶ納得の仕上りになったのですがどうでしょう…?
(是非とも感想いただきたいです…!)
分析する前でどうしても取れなかった違和感の原因、「足の甲はほぼ真正面を向いている」のに人差し指、中指、薬指を階段上に表現していた(=足の指だけ正面ではなく斜めから見た場合の表現になっていた)ことが1番の原因だったのかなと思います。
プロから見ればまだまだ改善すべき点がたくさんあるかもしれませんが、今回イラストを模倣していて初めて納得の描画ができたと実感できた瞬間でした。
次は左足。
次回の投稿では線画が仕上がった状態でまた別の気づきを共有できたらなと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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