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板タブから液タブに変えた

こんにちは。
うぃごうぃごです。

お絵描きを始めてからこれまで1年間ずっと板タブでやってきたのですが、今回の絵を描くにあたって液タブに切り替えてみました。

前半に液タブを使ってみての感想、後半に今回制作したイラストの振り返りを書いていこうと思います(液タブを使ってみての感想というより、環境設定で大苦戦した話がメインです…笑)


◾️使用デバイス

  1. 液タブ:Wacom One 13.3インチ

  2. 片手入力デバイス:TABMATE(タブメイト)

自分に合うかどうか不透明だったので、低価格な型落ちの液タブと片手入力デバイスを購入しました。


◾️仕上がり

液タブでの第一作はオリキャラのイラスト。

モデル:セイコ(オリキャラ)
制作時間:43.5時間

言うまでもないですが、板タブと比較すると、液タブの描きやすさは圧倒的でした。

板タブは画面に直接描くわけではないので、描画位置が定まらず、綺麗な線を描けても線と線が不連続になって泣く泣く消すということが頻発していたので、それが解消された今回は線画工程が1時間で済みました。


◾️大きく躓いた色の設定

線画工程をスムーズに終わらせることができ、色塗りもサクッと終わらせようとした矢先、「液タブとPC画面で表示される色味が全然違う」という問題にぶつかりました。

色温度を調整し、カラープロファイルを合わせたが、まだ色味の差が出てしまっている。

左画像は、PC・クリスタ・液タブのカラープロファイルをColorLCD(Macのデフォルト)に統一させ、色温度設定を可能な限りPCの表示に一致するように調整したものなのですが、それでもかなりくすんでしまってます。

ネットで検索しても、色温度を調整して表示色を合わせる解決策をあげているサイトがほとんどだったため、色塗りは板タブで行う方針にしようと諦めていたところ、X(旧Twitter)で交わされていた会話でこんなアドバイスが。

液タブで色塗りをする場合はPC画面をミラーリングの設定にするといいよ


液タブのディスプレイの使用形態は「内蔵ディスプレイをミラーリング」にしよう!

自分は複数のモニターで画面を拡張させて仕事をしているので、「ディスプレイ拡張」が当たり前になっており、液タブをミラーリングで使う考えが微塵もありませんでした…笑

ということで、ミラーリングの設定に変えた結果、PC画面と液タブ画面での色表示を無事一致させることができました。


◾️イラストの振り返り

今作は「見えない部分も意識する」をテーマに取り組みました。

これまでは服に隠れる部分のディテールは省いていたのですが、ラフの段階から腰・背中のアウトラインはどうなるのか、影のつき方はどうなるのかも研究しながら取り組みました。

まだ拙いですが頑張っていきたい...!


また、初めての試みとして、肌の影は全て通常モードのレイヤー設定で塗りました。

以前から乗算モードで影をつけるとどうしても不自然な色飛びが生じている感じがしていたので、通常モードでつけてみたところ、より自然になじんで見える気がするので次回から採用していこうと思います。


背景に関しては、窓を少し現実寄りの表現となるように意識しました。

←6ヶ月前の作品      今作→

明るい照明が付いていない部屋の窓を観察すると、意外と黒色が見えるんだなということを知ったので青みを含ませた暗めの色(H246 S20 V56)を下地の上に載せました(もう少し彩度と明度を下げたほうがよかったかも笑)


◾️おわりに

本当はお絵描きデビューの時から液タブで描きたかった気持ちはあったのですが、当時の自分は何事も3日坊主で飽きてしまう傾向が強く、お絵描きに関してもそうなる可能性が高かったため、継続が見込めるまではイラスト教材・機器への投資は安くしておこうという理由がありました。

今回の記事はおそらく過去一の文字数(1,700文字)になったと思いますが、ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございます。

それでは、また次回。

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