#6 不安や緊張は作り出すもの

 営業をしていたとき、とにかくつらかったのはアポ取りの電話。お客から急にかかってきたときの電話での対応。会う目的を伝えること。その時々に応じた最適な回答をすること。

電話を切ったとき、あれで良かったか?といつも考えてしまいまい、苦しむぐらいならやらぬほうがマシと思うこともあった。

慣れているお客さんならばいいのだが、新規とか新しく引き継ぐお客との最初のやり取りはやはり緊張する。

自分の対応がまずくて怒られないだろうか?

うまく回答できなかったら、どうしよう?

こんなときはますます不安のループにかかり、緊張で声が震えてしまっていることがよくある。

こうなれば思い通りに、行くことは残念ながら無いだろう。

最近は僕はシステマというロシアの軍隊格闘技のワークショップに行ってみた。その中で緊張についてある体験をした。

それは目をつぶって歩くという体験である。

普通に歩いている中で、誰かにぶつかってしまうのではと思うことはまずないだろう。しかし視覚が閉ざされた中で、歩くことは困難だ。

僕はぶつかることの恐怖から、その場を一歩も動くことができなかった。

緊張で呼吸も大分荒くなっているのを感じた。

不安や緊張という感情は、自分で生み出している

何かがうまくいかないのは、もしかしたら他人ではなく自分なのかもしれない。

どうしようではなく、どうしたら上手く行くか?

問いかけを変えてみることで、解決策を考えることができる。

そうすればいらぬ心配などはしなくても済む。

言い訳が始まるときは、大体が準備不足に類するもの。

ならば、失敗の恐怖は、準備でカバーする。

僕の部署のリーダーを見ていると、徹底的に準備をしていると感じるし、色んな状況を想定している。


これは、一緒に仕事をしていて分かったことでもある。

どんな姿勢で仕事に臨んでいるか、後に続く後輩に何かを感じてもらえるよう、まだまだ精進しようと決意した。

さて私は昨日にて、本年度の仕事納めだった。とにかく1年また1年と歳がすぎるのが早く感じる。

ある人から言われたこととして、

20代から30代よりも30代から40代の方が歳が早くすぎるように感じる。

だから時間をただやり過ごすのではなく、

どんなことに対して、時間を使っていきたいか?

どんな結果を生み出したいか?

それを真剣に考えて、実践していきたいと思う。

今日も善き良き。ありがとうございます。

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