#22 どんなときでも分からないことを聞くことによって道は開かれる。
今年で私は31になる。
在籍年数が長くなると、指摘をしてくれる人はあまりいなくなる。
自分の過去通用したやり方に固執してしまい、結果方向性を見失うなんてことは多々ある。
そもそも自分の行いはすべて正しいのだろうか?そんなことはまずないだろう。
自分でやってうまく行くなんてホントひと握りの天才ぐらいで、分からないことは聞くとか、そういう人間らしさが成長の鍵になると思う。
僕はどうやらずっと人に聞くことは自分で考えていないことだからそれは間違った考え方だと思っていた。
いつ頃からそうだったのか?思い出せないが、僕が正解というものを早くに求めすぎる状況が関係している。
教科書を開けば答えが出てくる。もっと言えば分からないことはグーグル先生に聞けばいい。
子どもの頃、いっちょ前に勉強だけはできたので、どこかで人にすぐに聞くやつを馬鹿だと思っていた。
いっちょ前に知識はある。これを世間では知ったかぶりと言う。
この考え方はどうやら思い込みだし、間違っているのではないか。
結論から言えば、聞いたほうが成長のスピードは断然早いということ。
僕は業務で書類の作成作業をやることがある。地味で骨の折れる作業でもある。
仮にA社員としよう。彼は試みの天才である。
僕は写真の貼り付け作業を従来通りの方法でやっていた。まぁだいたいの人はエクセルで図の挿入を押して、必要な写真を挿入するということをやっている。
例に漏れず僕もこの類。しかしこれには致命的な弱点がある。
貼り付けマスから写真がはみ出てしまうのだ。
ハミ出たマスからまたそれを手作業で直す。
「一体何やってたんだ俺。」
「あほらしい。」
そうして仕事のモチベーションはだいたい失われていく。
しかし彼は、憂鬱な作業を快適な作業に変えていた。
「先輩こんな方法あるんですけど…」
と見せられたのは、エクセルの図の変更という機能を活用することで、写真をマスからハミでなくする画期的な方法だった。
分からないことを聞かない人生は実は損だと。
そもそも分かっていることなど、どれほどあるのだろうか?
分かった気にならず、何かを知ろうと、一歩踏み出してみる。それが正しい努力になるんじゃないか。
これってこんなもの。という安易な理解ではなく、これってこれであっているのかな?些細な疑問をごまかさないこともあわせてね。
とにかく疑問を置き去りにしないことが大切です。それって自分の心に向き合っていることですから。
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