正義ってなんだろう

こんにちは。
バーチャル女児ツイッタラーの女児ちゃんです。
最近はねこ戦車に夢中です。楽しいねねこ戦車。無限に時間が溶けていく…

さて、お気持ちVS法的根拠という噛み合わない話が続く中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
Twitterで女児ちゃんをフォローしていない方なんかはお久しぶりです。もしくは初めまして。今日は徹頭徹尾お気持ちブログです。
さて、先日こういう記事を目にしました。

賛否両論あるようで(それ自体はいいと思います)女児ちゃん的にはこの記事には「否」側の意見です。

あの、何回かに分けて頑張って読みましたが、そもそも前提条件が根本的に「違う」と感じました。
ヌメさんがネットリンチされてるとか、CFがどうとかそれ以前の問題として

自分が何かをジャッジする立場でものを書いている

これが個人的に一番「違う」と思いました。

書いた人がヌメさんの味方だから嫌い、という話ではありません。
というか彼女のブログの感想そのものにヌメさんはほぼ関係ありません。
ヌメさんを巡る問題においてお気持ちだけで解決する段階はとっくに超えています。
今更nmmnだhnnmだとか、そういうお気持ち論争でどうにかなる問題じゃなくて、もうCFという金銭的かつ法律的な問題になっています。
この問題でヌメさんに意見している人に真っ当に反論するならもう法的根拠が必要です。
もう一度言います。お気持ちだけで解決する段階はとっくに超えています

というわけで今回は法的な話は置いておいて、お気持ちの話をします。

上記ブログについて、筆者自身が「自分(もしくは自分が信仰する人)が正義だと疑っていない」というのが問題だ、という風に女児ちゃんが思うのには明確な理由があります。

それは「正義の人」なんてものは存在しないからです。

「正義の味方」という言葉はおそらく日本国内で生まれ育った人なら幼少より耳にしてる可能性が高いと思います。有名な例で言えばアンパンマンですね。アンパンマンは正義の味方ですか?と訊けばおそらく大半の人は「はい」と答えるでしょう。

でも、アンパンマンが何をやっても許されるかと訊かれれば「否」と答える人が多いと思います。
だってバイキンマンがまだ何もしてないのにアンパンマンが急に殴りかかったらそれはアンパンマンが悪いし、平然とお店からものを盗んだら犯罪でしょう。パンに刑法が適用されるかどうかはあちらの世界の司法に委ねます。

悪い王様を勇者が倒せば昔は英雄だったかもしれませんが、現代日本で同じことをやれば殺人罪です。

正義なんて、その時々、シチュエーションで変わってしまうものなのです。
だから、何をやっても正しくて許される「正義の人」なんて言葉はないんです。

そもそも「正義」の定義すら曖昧です。辞書で引くと「正しい道理。人間行為の正しさ」という曖昧この上極まりないことが書かれてます。Wikipedia曰く「正義論」という正義の実質的な内容を探求する学問があるらしいです。奥深すぎる。
「トロッコ問題」という話がありますね。トロッコの進路を切り替えて1人を殺せば5人助かる状況でどちらかを犠牲にするのは許されるのか?というもの。「これからの『正義』の話をしよう」という本でも扱われている有名な課題です。余談ですが女児ちゃんは進路は切り替えません。死ぬと分かってて進路変更を自分からしたら殺人の罪に問われると思ったからです。じゃあ女児ちゃんの選択は「正義」か?と問われると議論の余地があると思います。正義って、そういう難しい問題です。

子供向けアニメだって、悪役は悪役として「悪い人、正義に反する人」として描かれていますがよく見れば彼らには彼らの正義があり、そのために行動しているなんてよくあります。戦争を扱う作品とかそれは顕著ですよね。どっちにも自分の「正義」がある。だから戦う羽目になる。

そう、個人個人の勝手な「正義」を野放しにすれば、戦争が起こってしまうでしょう。

戦争とまではいかないけれど、Twitter上では絶えず論争が巻き起こっています。このヌメさんを巡る問題もそうですが、最近だとラブドール問題もありますね。子供型のセックス人形の存在を許すか否か。これ多分両者は分かり合えなさそうだなって勝手に思ってます。本題から逸れるのでここではあまり言及しません。
つまり論争が起こるのって「お互いがお互いの正義をぶつけあってるから」というのも大きいのではないかと思うのです。
でも、野放しにしてはいけないですよね。この諍いにルールがなければ、最終的に待っているのはきっと武力による戦争ですからね。あんな誰も得しないものは避けるべきでしょう。

じゃあどうするのか、どっちを「正義」と暫定するのか。その為にも法律があるのではないか、と女児ちゃんは考えます。

法律は様々な人で考えて制定しますし、ちょこちょこ変わります。つまり現状では「もっとも一般的な正義の指標」と言ってもいいと思います。法が正義から外れていると多数の人が思えば変わるはずですし、今だってSNS上で起こる悲しい出来事が積み重なって法的処置でなんとか守れないかと動いている最中です。

なので気をつけたいし気をつけて欲しいんですけど、ヌメさんに限らず親でも好きなタレントでも「信頼してる人がこう言ってるんだからこれが正しいんだ!私の信頼してる人にけちをつけるな!」というような思考停止はやめた方がいいと思います。
人間誰しも間違える生き物です。女児ちゃんも間違えるし、警察だって間違えるし、総理大臣だって間違えるし、エジソンだって多分間違えたし、アンパンマンだってもしかしたらバイキンマンを誤解したこともあるかもしれない。
だからこそ、疑ってください。それっぽい言葉を使う人に騙されないでください。自分で裏付けてから判断してください。資料は多く見てください。前提から疑って、噛み砕いてください。ネットリンチの定義って何?嫌がらせの定義って何?この人、この前これを嫌がってたけど、別の人がやった同じことは許してる、それはなぜ?絡まってる問題ほど、絶対にたくさんの「何?なぜ?」が転がってるはずです。
理屈や法で解説できないただ1人だけの「お気持ち」に左右されないでください。それはその人だけの気持ちで、あなたの気持ちじゃない。似ていても、完全に一致は絶対にしていない。
もちろん、女児ちゃんのこの「お気持ち」だけ見て紹介したブログや話題に挙げたヌメさんを巡る問題を判断しないでください。女児ちゃんも何かを誤解してるかもしれない。間違った判断をしてるかもしれない。

見誤らないでください。「誰が」、「誰を」、「何を」、許すのか、許さないのか。あなたが怒っているのは誰の発言に対して怒っているのか。

問題を切り分けてください。相手は何について話してるか、頭ごなしに決めつけないで論理的に判断してください。CFを巡る問題と、nmmn論争は別件です。

誰かを裁くことができるのは、法律だけです。
紹介したブログの方でも、女児ちゃんでも、ヌメさんでもありません。
お気持ちなんて、結局はただのお気持ちでしかないのですから。

(あと、余談ですが「声を上げないのは悪だ!」という風潮は嫌いです。国に関わる問題ならともかく今回例に挙げてるのは一個人を巡る問題で、加害者と被害者の二者間の主張をクリアにする為にも、法的処置をスムーズにする為にも本来は女児ちゃんみたいな外野は口を挟むべきじゃありません。ただのノイズです。声を上げないという選択をしてる人はある意味正しいと女児ちゃんは思っています)

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