新しい試みは気持ち悪く見える ブルーアーカイブの二次創作における異様ともいえる寛容さを例に



はじめに

・ブルアカのことなんも知らん Yostarも知らん
・エロ二次創作描いた人間を公式が引っこ抜くケースがあると聞いた
・公式が「エロ描いてもいいよ!」という姿勢に強烈な引っかかりを感じる

今から得体の知れないものに歩み寄らないまま、
「なぜ不気味に思えるのか」を全く知らない人間視点で書き連ねます。
そのためブルアカの話はほとんど出てきません。というか書けません。
ブルアカの知識はUnwelcome schoolとバニーアスナ、超電磁砲コラボ、一日チャリ漕いだシロコが靴下くれそうなことくらいしか知らないのですが、

ブルアカ楽しいですよ!最終章までは追ってみてください!
ぼくちゃんの好きなゲームが侮辱された!こいつは悪い奴だ!ムキー!
他のソシャゲ遊ぶくらいならこれ遊べばいいのに

みたいな感想をリプライとかコメント欄で唐突に送り付けるタイプの人間は私の人生と死ぬまで相容れないので即刻お引き取り願います。
コンテンツそのものに触れてみたいと思ったら勝手にインストールします。

いきなり「FF外だけどこれむっちゃいいですよ!どうぞ!」と
書き込む本人は親切心で書き込んでいるかもしれませんが、
私からしてみれば都会の裏路地でいきなりおじさんが
「兄ちゃん……これうまいんだけど試してみるかい……?」
唐突にパッキングされた薬を渡される感覚に近いので、
これはちょっと厳しいな、と思うわけです。




少し本質から離れますが、摂取したコンテンツやその人の生き方、有り様によってオススメできる作品はかなり異なります。
それらを加味したり分別をつけて弁えないと、
「自分の好きなコンテンツをただ押し付けるだけのイタイ人」
になります。これを読んでるお前のことですね。

とある歌手が「あなたを友達にオススメしたいんですけどなんのアルバムを薦めたらいいですか」と質問された際、
「まず大前提として私の作品は人に薦めないでください」と述べ、その後上記のような返答をしていました。

意図的に、敢えて歌手名を伏せていますがこのやり取りを見て
「あー!これって○○さんのことですよね!それ見ましたよ!」
みたいな私の意図を一切汲み取れず直接言っちゃう人間も嫌いなので本当に帰ってください。なんでまだ見てるんですか。

だって皆様2014年に競馬を薦められたとしても
「何こいつ……ギャンブル中毒かよ……」と思ったはずですもの。
キタサンブラックもデビューしてなけりゃウマ娘だって世に出てないタイミングです。
アニメやゲームでウマ娘(競馬)というコンテンツを知ってからようやく、じゃあ実馬のほうも……と追うようになるというように、その人に前提となる知識や好奇心が無いと糠に釘というものです。
あとはあんまりに新規を誘いたいがゆえありえないほど熱意のある長文を投稿し相手に引かれちゃうケースもあったりします。

この辺を考慮しないで押し付けてしまうのはオタクコンテンツ推薦苦手問題みたいな内容で更に展開してもいいかもしれませんね。私も気を引き締めなければなりません。


ともすると不気味


公式が二次創作に対し寛容なのは私の感覚だとあり得ません。
そもそもオタクというものは遵法意識が低く肖像権や著作権侵害に疎く、モラルは無いが承認欲求と性欲は学年で一,二番を争うほどあり、しかし自分のテリトリーに不都合が生じたら喚き、自分の私利私欲と正義感という名の義憤に駆られお気持ち表明をするバケモノの総称だと思っています。

そのバケモノたちの手綱を握るぜ宣言のように見えてしまうわけです。

ここまでオタクをコケにする必要は一切ないのですが、上記のような要素を皆さん多かれ少なかれ持っています。それが所持未所持ではなく濃い薄い、顕在潜在という違いなだけです。もしくは完全に自制しているか。

基本的には職業/副業として、もしくは社会人(ここでいう社会人とは自然人が社会で公的に振舞うさまを指しているため未成年や学生、無職も該当する)
として自分を律しているケースがほとんどなので上記の満漢全席のような強烈な方には滅多に出会いません。が、たまに見かけます。たまにね。
そう何度もあってたまるか。


最近はフォロワー数=戦闘力とかいう謎指標で上下関係が構築されているきらいがありますが、そもそも二次創作は公式からお目溢しをされて成り立っているコンテンツだということをすっかり忘れている人が多いように感じます。
公式に脚色されたドギツイ二次創作ネタで絡みに行く愉快な人を見ると
初めてパートナーの実家に遊びに行き開口一番「お前の息子/娘をファックしたけど中々良かったぜ!」
と言っているような悍ましさを感じます。

ちょうど7年前に描かれた画像。描かれた本人は現在アカウントを消しており作者名不明

本来であれば作者名や元画像のリンク先を貼りたかったのですが全て跡形もなく吹き飛んでいるため難しいです。不本意ながら出典未提示の無断転載。

とくにエロコンテンツというのは公式が供給しないからオタクが勝手に生産しているだけであって、いわば怒られても仕方がないことだと思っています。怒られ、というより正しくは賠償と訴訟ですね。
ときメモ事件のほうは大学の教養科目でも頻出するほど著名な判例になりましたが、我々はそちらよりどぎまぎイマジネーション事件のほうを気にかけなければなりません。ただ本来はこれが普通なんです。


無知から来る恐怖

無知。むち。ムチチムチ?しらん。

アイシャ81号を泣かせた旧人類


無知というのは時として人を殺します。アレルギーに対する各世代の反応なんかは顕著かもしれません。
ロンドンで重大なアレルギー持ちの子の背中にスライスチーズを張り付けたため死亡したという痛ましい事件は世界アンビリバボーザ!世界仰天ニュースでも特集されたので記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。このように無知はある種強い暴力性を秘めています。無関心みたいなもんですからね。

何が入っているかわからない、という意味での無知の活用法として著名なものに「箱の中身はなんだろな」がありますがあれは無知ではなく未知に触れるという古来からある根源的恐怖を疑似的に再現しているにすぎません。

現代人は知る権利とともに知らないでいる権利も同時に有しています。後者はなかなかどうして忘れがちではありますが。知らないでいることはある種とても幸せなことなのでその権利は大事に保有しておきたいものです。


さて、とうとう本題ですが私がブルーアーカイブに対しあまり良い印象を抱かない理由として、「公式の異様とも言える二次創作の寛容さ」に混乱しているから、であると言えます。完全な偏見です。わけがわかりません。

おそらく中学生くらいの遵法意識もへったくれもない時期だと「やるなYostar…ww」と諸手を挙げていたのでしょうが、あまりにオタクに都合が良すぎるため生き残るため媚びてんのか?と疑うフェーズに入るくらいです。

R18二次創作を描いていた絵師を引っ張ってきた挙句公式採用後もまだ絵師がR18を描き続ける(なんなら生み出したキャラクターのも描く)というのは革命と言いますか昔の時代に逆戻りしたといいますか。
私が個人製作者ならR指定のファンアートとかもじゃんじゃん描いていただいていいですよ、となるところですがこれが会社というデカいハコを構える以上はコンプラ考えてこっそりやってくださいねと言いたくなるもの。
それを力技でごり押されている感覚に近いです。

同人サークルの軽いノリを会社の規模でやっちゃっていいの?という驚きとある種の恐怖が渦巻いています。
ここまで書いといてなんですが
無知から来る恐怖というより普通にただ単純に無知と恐怖ですね。
因果関係が無かった。

公式が寛大なのに遊んですらいない私が狭量という完全な狂人(くるいんちゅ)ムーブで暴れているわけですが、今まで例を見ないケースゆえ拒絶心がまだ残っている、と言ったところでしょうか。
すっげーイタズラしても失礼な態度を取っても常に変わらずニコニコしてる近所のおばさんいたらめちゃめちゃ怖いと思いませんか?それに近いです。


あの監督と同じ

自分語り。
2人のやり取りを勝手に全世界に公開するのは気が引けます。申し訳ない。

私が大学生だったころ、紆余曲折ありお互いうっすら面識のあった映画監督と2人で会食させていただく機会がありました。
私も当時から創作者の端くれだったので名刺を渡し自身の不安を述べたり建設的な議論をしたいと思っていたのですが、私のジャンルが「一次創作/アダルト」だったことを知ると相手の態度が激変してしまい、先ほどまで優しく穏やかに接してくださったのですが激昂し、
「俺をバカにしてんのか」と常に突っぱねるような強硬な態度に早変わり。
挙句の果てには「その歳でそこまでやれてんならいいんじゃないの」とぶっきらぼうに語る様など勘当宣言を出す頑固親父のようなムーブをされ私も驚きました。別に怒られるような活動してるわけじゃないんだけどなあ……。
頭冷やしてくる、と20分ほど喫煙のため退席されたのですが、まあそれくらい偏屈でよくわからんスイッチ入らんと映画監督なんかやってられんわな、と思ったわけです。こういう情動がないと他者に届く良い作品なんて作れないですからね。
戻ってきたときにはすっかり大人しくなっておりました。「先ほどは申し訳なかった。自分の知らない分野の活動だったから思わずああいう態度を取ってしまった」とDV夫ムーブをされたのでそれはそれで困惑したのですが。

シルベスター・スタローンなんかももともとポルノ映画出身(当時の駆け出しの立ち位置はそれくらいしかない)ですしきっと何か思うところがあったのでしょう。エログロナンセンスは蓋を出来るものでもありませんし。


この無知から来る負の情動というのはまさしく私が今ブルーアーカイブというコンテンツに向けている視線と全く同じなわけです。これを理解したときなるほどこういう感覚だったのかと肌で感じました。
知らないものへ向ける無知の視線がよくネットで冷笑の対象になりますが、いざ自身がその渦中にいると考えたら改めて身につまされる思いになりました。


おわりに

ラスオリ公式のリプスクショを見せながら存在しないオタクの叩きとブルアカの偏見から来る悪口を言う最悪の回でした。Youtubeならギリギリ収益化剥奪される回。

基本的に仮想的を作りその仮想敵がさも現実にいるような状態を仮定して話を進める方式を取っているので今回のタチの悪さは一級品です。
本来であればもう少し練り直すべきだと思うのですが深く考えすぎてお蔵入りしそうなのでこの状態で公開します。

流れてきた良さげなイラストは律儀にスマホに保存しているので毛嫌いしているというわけではありません。大体えっちなヤツですが。
気に入ってるpixivのURLを貼ろうとしましたが確かアダルト誘導もBAN対象だったのでやめときます。まだ死ぬべき時ではない。


以上。寒くなるのであったかくして寝ましょう。

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