見出し画像

行政書士試験のテクニック

 行政書士試験を受けると分かることではあるが、3時間だと結構ギリギリか足りないと感じると思う。そのためにある程度のテクニックを習得する必要がある。

 一番多い問題は5肢択一問題。5肢択一問題は二つに分かれる。五つの中から一つ選ぶ問題と、五つの中から正しい(もしくは間違っている)ものの組み合わせを選べ、というもの。
 五つの中から一つ選ぶ問題は最短であるならば5つの内1つ解けばいい。確実に正解がわかるならば、一番多くて4つ解けば正解出来る。クソ真面目に5つ読んでたら時間が足らない。とはいえ自信がない時は5つ全部解かないとソワソワするので、結果解くことになるかもしれないが。
 組み合わせを選ぶ問題はまずアは解く。アを解いた時点で正解なら次は組み合わせを確認。ア、ウとア、オのどちらかだったら次はウを解く。違ったらオを解く。これで最短の2問解くだけでよくなるから時間が短縮できる。アが違うなら選択肢からアの入ったものを除いてイを解く。

 記述式の問題のテクニックは?と聞かれると、どうしようもない。真面目に解くしかない。強いて言えば「最初の方で片付ける」。記述式の問題は焦って解けるものでもないので、始めの方の時間のある内に終わらせる方が自分はやりやすい。

 解く順番はいろんなところで色々書いてあるから正解は無い。自分に合ったやり方でいつも通りのパフォーマンスが発揮出来るやり方がいいと思う。
 ちなみに自分の場合は一般知識→記述式→憲法→民法→行政法→商法→多肢選択問題→基礎法学の順。一般知識は足切りがあるから優先して、記述式は時間のある内に終わらす。基礎法学は難しいから最後に時間が余ったら。後は順番通り。一般知識においては文章理解は文章を読まなきゃ解けないから時間が必要な上、他の一般知識に比べて対策ができる部分だから確実に取るために時間を割く作戦。順番は模試を解きながら決めればいいと思うけど、凝りすぎると本番で間違った順でやるとリズムが崩れて点数に響くし、やり忘れが発生しかねないのでほどほどに。

 最後に付け加えるならば、配られる問題の冊子に自分がどこを選んで回答したかがわかるようにすべき。これは模試の時からクセをつけた方がいい。問題は試験終了時に持ち帰ることができるので回答した数字に丸をつけておきましょう。記述式の問題のところにも下書きを書くスペースがあるので活用すべき。
 マークシートの試験に慣れてる人なら知っていることだけど、行政書士試験も例に漏れず通信講座をやってる各社が試験当日の夜に解答を発表します。だから自分の試験結果はその日のうちに大体わかります。大体って理由は記述式の問題の配点が確定しないから。とはいえ部分点がどれだけ入るのかもほぼ合ってるので、ヤキモキする時間は少なくて済みます。ダメだった場合はすぐに来年に向けて切り替えることができるしね。自分の場合はマークシートだけでは合格点に到達出来なくて、記述式は半分くらいとれれば合格だったので「多分大丈夫だと思うけどなぁ」という期間がずっと続きました。

 以上が自分の持っている試験の戦術です。戦略が間違っているとどれだけ戦術が優秀でも勝てません。この場合の戦略は行政書士試験を解くのに必要な基礎的な知識の習得です。これが無い場合には解き順にどれだけこだわったところで合格出来ません。当然ですよね。結局必要なのは「自分はこれだけやったんだから合格できるに決まっている」という自信かもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?