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【ウイスキー投資】月次レポート(23年5月)

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今月もウイスキー投資情報をお届けしますので、宜しくお願いします。

日経平均株価は29,123.18円(前月比+1,081.70円)、ドルは136.76円(前月比+3.98円)、ユーロは150.42円(前月比+6.08円)です。日銀の金融緩和策の維持による金利差で、再び大幅な円安が進行しました。特に、円とユーロ、円とポンドの組み合わせは厳しく、昨年から最高値を更新しています。

出典元:https://www.google.com/finance/

ユーロに至っては、14年半ぶりの最高値を更新し、今後も輸入品の価格上昇がさらに進むことが予想されます。この1年間でウイスキーやワインの価格は何度も改定されていますが、さらなる値上げは避けられない状況となっています。

出典元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-01/RTYA3CT1UM0X01

今後2週間に米金融当局と欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中央銀行)は物価安定を回復するためどれだけの痛みを与える必要があるかを判断する。

出典元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-01/RTYA3CT1UM0X01

ブルームバーグの報道によれば、米金融当局、欧州中央銀行(ECB)、英国中央銀行(Bank of England)は物価安定のために、利上げのペースを緩めるべきかどうかを検討する時期に入っていると伝えています。
実際に、利上げが停止された場合でもインフレの加速が穏やかになるだけで、現在の商品やサービスの値段が下がるわけではありません。むしろ、日本がこのまま量的緩和を続けた場合、さらなる円安が進行する最悪のシナリオもあり得ます。

出典元:https://www.pictet.co.jp/investment-information/market/today/20230424.html

持続的なインフレ懸念としてはコアCPI、その中でもサービス価格CPIが3月は6.6%と前月と同じ値で高水準での推移となっていることが挙げられます。英国のサービス価格CPIはおおむね2~3%(一時的には4%台)で推移する局面がコロナ禍前はほとんどでした(図表3参照)。しかし足元、比較的堅調な労働市場などを背景に上昇傾向です。

出典元:https://www.pictet.co.jp/investment-information/market/today/20230424.html

スイスの老舗で名門のプライベートバンク、「ピクテ・ジャパン」のレポートは、4月24日時点の記事で「英国のインフレ率が依然として高水準にある」と述べ、コアCPIが高水準で推移していると指摘しています。市場は英中銀の利上げを継続すると見込んでいます。これはブルームバーグの報道とは異なる見方ですが、どちらの見方も物価が高止まりしていることを示しています。

ウクライナ戦争の開始以降、高価なボトルの供給が急激に減少し、1年以上経った今でも供給は回復していません。世界的なインフレが進行していることを考慮すると、気になる商品は在庫があるうちに入手しておくのが賢明です。

ウイスキー投資はどうなるのか?

noteのマガジンが1年を迎えますが、1年前の予想と現状には違いが見られます。ここで、現在のウイスキー投資状況を整理したいと思います。

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2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…

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