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バランタイン12年で見る、需給の崩れによる高騰

久しぶりに通帳を記帳したのですが、覚えのない700円程度の入金がありました。なんのことはない、普通預金の金利で500万円ほど預けていると税抜きで牛丼1杯程度の御駄賃がもらえます。ありがたみは少ないです。

土曜日の夜なんかに、現金しか使えないバーに行くときATMで下ろすと、330円取られることがあります。数万円をATMに出して入れたら、それだけで御駄賃が吹っ飛んでしまいます。

アメリカの最新の連邦基金金利(Federal Funds Rate)は5.50%です。高金利の銀行は3〜5%が主流ですが、銀行金利レート(5.25% APY)で計算すると、500万円を1年間預けた場合、約262,500円(税引前)の利息を受け取ることができます。
単純に銀行金利だけで、外国為替のレートを語ることはできませんが、円安になっている理由のひとつに、上記のことは影響しています。

バランタイン12年が買えなくなる日

日課になっている、ヤフオク相場巡回をしていると、衝撃的な取引履歴を発見しました。

出典元:https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/item/z316440210

なんの変哲もない、スーパーで1,980円で売られていたバランタインが、2本で6,600円になっています。このバランタイン12年は希少性がゼロで、離島のスーパーに行っても並んでいるほどに普及している品です。
どんな田舎でも入手できるスコッチとして日本で人気があります。

通常は、普及しているウイスキーは大量生産 = 希少性低い ということで価値がつきません。以前までバランタイン12年の中古は900円程度で売買されていました。

それが終売になっただけで、これだけ大量に流通しているバランタイン12年が高くなるのか?過去の相場を分析してみましょう。

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