アメリカの大学に留学することの実利

自分がアメリカに正規留学していたので、大学でできた日本人の友達は半分が交換留学や語学留学で僕の大学に来た日本人の子たち、もう半分は僕と同じようにアメリカの大学に正規留学している子たちだ。前者はシンプルに可愛い女の子が多かったので本当にありがとう。まあ、男女問わず、日本の大学に通っている子と仲良くなれた。またいつかみんなに会いたいな。後者は、まだ20歳にもなっていない頃、アメリカの大学の右も左もわからない状態でお互いに助け合ったり、ある程度アメリカに慣れてきたり、卒業していったりで少しずつ疎遠になってちょっと切なくなったりと、これもやはり僕の大切な思い出共だ。

今回は後者の、アメリカの大学に正規で留学していた僕の友達や自分自身を振り返って、正規留学することの実利を考えてみた。

尚、アメリカ留学だけでなく、ヨーロッパに留学しようが中国に留学しようが同じような実益があると思うが、僕は経験したことないし、そういった知り合いもいないので、あえてアメリカという主語でいく。さらに、僕は中西部の大学卒業で、西海岸や東海岸のことはわからない。でもどうせだいたい同じだろ、という思い込みと、上記に述べたように、僕はアメリカしか知らないからアメリカという括りなだけで、日本国外の英語圏の大学に進学することの意義を考えるのが今回のメインテーマである。ちなみにアメリカで場合分けするなら中西部が一番正規留学に適していると思うけど、今回は割愛。

実利、それはズバリ、英語運用能力の向上と就職活動で有利、というなんとも面白みのない回答である。

他にもいろいろありそうだがぶったぎってみるとこうなる

多様性が身につく→実利の定義に当てはまらない
他ではできない経験!→どこにいても言えること


英語運用能力の向上

日本人にとって英語等の西洋の言語を習得することは、他の民族が習得しようとすることよりも困難である。文法とか発音とか。詳しくは割愛。

英語学習において日本人は、グローバルにみてかなりアウェイな状態なのだ。この状況を打破するためにはやはり圧倒的な量と密度高い実践が大事だ。

最初は授業がわからない、読むのが遅い、話がわからない、話せない(ほとんどの日本人が一般的に最初はこうだと思う)から焦る。この焦りがかなり英語学習の効率や学習への覚悟を上昇させたと思う。

4年くらいアメリカにいれば、それはそれはネイティブのように、とまでは行かないのだけれども、英語独特(アメリカ英語独特)のニュアンスをある程度つかめるようになる。そうすると原作が英語の映画や本を英語で理解できるようになる!映画好きのぼくとしてはこれはかなりでかみのある利益であった。

結局翻訳というものはその作品の模倣でしかない。いやリメイクだ。どんなに村上春樹が綺麗にThe Great Gatsubyを翻訳して、華麗なるギャツビーを完成させたとしても、それがThe Great Gatsubyになることはありえない。各言語特有の雰囲気や表現力は、他の言語では到底コピーできない。何が言いたいかというと、要は、Chocolate はチョコレートではないということだ。

英語を、「やらなければいけない」環境でとことんやらされれば、こういった言語特有のにわかなニュアンスみたいなものにも順次に慣れていく。ある程度この環境に耐えた後に、英語の映画をみるとそこには楽園が広がっていた。もちろんまだまだレベルの低い楽園であることは十分承知しているが。

就職活動で有利

これもまあ結局のところ英語ではあるのだが、別のアプローチをとる。

日本の就職活動では、英語ができることの証明が一つの武器である。

実際、金を稼ぐのに英語は有利な道具であり(英会話レッスンスクール経営とかじゃなくて、事業を国外で展開するとか)、実際にその恩恵を受けている会社もたくさんあるだろうが、所詮、英語は武器の1つでしかない。英語が全くできなくても、優れたサービス一つあれば、いわゆるお金稼いでるなあといわれるレベルまでは到達できると思う。地方の中小企業とかがいい例なのかな?この話は事業会社単位の話なのだが、人間単位でも同じ話ではないだろうか?なんたって会社を運営してるのは人間だからね。

ところがどっこい、就職活動において、もはやTOEICの点数を履歴書に記載していないのは、大企業を受ける上で、お前頭壊れてるのかと言わんばかりであるこの現状。どう見ても英語バブル。

アメリカで正規留学してました!これが大企業に刺さらないわけがない。

また、英語力だけじゃなくて、単に珍しがられて。注目の的となりそこで自分をいかんなくアピールできて内定みたいなのもある(きがする)

英語ができれば人生バラ色。それが日本。大したことなくてもそこそこいいとこ行ける。ちなみに僕の一つ上の先輩の方たちは皆もう働いているが、30代で年収は普通に大台のってるはず。しっかり努力すれば入りたい企業に入れる。先輩方はもちろん皆優秀だけど、アメリカ留学も(就職活動という点での)成功のいち要因であることは間違いない。ちなみに僕は秒速で1億ペソ稼ぐ男になれました。ありがとうアメリカ(嘘)。

はい今回も終盤につれて書くのがだるくなってきました。
はあもうこんな時間だよ(1時AM)。

まあこれらの実利だけじゃなくて、他にもいろいろ楽しいことはいっぱいあるし、逆に大変なこともあるから。トレードオフにすぎないんやけどね。ただまあほら、あれだよ、正規留学ってばん!ってあるうちの、実利というカテゴリーを部分的に抽出しただけですって何いってんだ俺

要するに、英語の映画や本を原作で楽しみたいOR就活でいいとこから内定ほしい人は正規留学いんちゃうんでしょうか。

寝よ。明日も頑張るぞい!

追記
もっと頭よさげな文章かけるようになりたいな
ロジュきゃルシェンキングもバキバキにしたいな

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