腕トレの妙な充実感

■余談

いきなり余談です。

ジムに行き始めてからマッチョな人を見慣れてきたのですが、昨日ショッピングモールで規格外の大きさの人がいました。

短パンTシャツ姿の男性の後ろ姿を目にしたのですが、筋肉もお肉も凄い。
全体的に凄いけれど、とにかくふくらはぎの大きさが尋常じゃない。
ジムでも見かけたことがない大きさで、一般男性の太ももくらい、女性の顔くらいの太さがありました。(誇張なし)

何者かと思ったのですが、振り返った姿を見ると髪を髷のようにまとめられており、お相撲さんのようでした。

実際に「お相撲さんですか!?」と聞いたわけではないので分かりませんが、あのふくらはぎを作り上げるにはかなりストイックなトレーニーでも実現できそうにないので、となるとハードな相撲のトレーニングをしているのかなと推測します。
他の線で言うと、アメフトとかラグビーくらいしか浮かばないのですが、体つきからしてそちらではありませんでした。

相撲取りは大きいとは言いますが、実際に目にしてみると想像以上。
憧れるとか飛び越えて、引くレベルの大きさでした。

■本題

本題です。
腕トレの話。

自分は筋トレではBIG3は全てやっておりその他種目も行っていますので、腕のトレーニングというのは全体のほんの一部です。
身体全体としてみると腕の筋肉というのは非常に小さいので、重要度もそれほど感じていません。

ただ、ダンベルを買って家でトレーニングをやるようになってからはこまめにやるようになりました。
腕の筋肉は小さいからこそ他の種目に影響しないので、どのタイミングでも鍛えやすいのです。
(ベンチプレスでもデッドリフトでもスクワットでも、腕の筋肉はほとんど使いません)

そして気づいたのですが、腕トレはそれほど時間をかけずに出来る割には満足しやすいです。

特に、筋トレに詳しくない人にとっては腕の太さというのが分かりやすいポイントですし、人から見えやすいので、筋トレやってる感がある。


でもそれは反対に言うと、実態以上の満足感を得られてしまうということです。

実際は小さい筋肉しか鍛えていないのに、身体全体を鍛えたような感覚になってしまう。

他の種目と比べて、やった感だけが不相応に大きい。

脚トレを避けてベンチや腕トレだけをする人の気持が少し分かりました。
ベンチもですけど、特に腕トレは楽です。
イージーです。

脚や背中の種目に比べてフォームが簡単。
効かせるのも難しくない。
息も上がらないから辛くもない。
でも達成感は得られる。


ここ最近でフィジーク競技が広まってきているのも分かります。
ボディビルとフィジークではこんな感じで違いが有るのです。

まず、こちらはボディビルダーの相澤隼人選手。
ウエストくらいの太さの脚です。
横川尚隆さんもこのタイプです。

で、こちらがフィジーク大会です。
サーフパンツのようなものを穿くので、脚の筋肉は隠すことが出来ます。

ボディビルとフィジークのどちらが偉いとかはないですし、なんならフィジークの方がモテそう(ボディビルダーはムキムキ過ぎてきもがられる面もある)なのでフィジークの方が良いまであるかもしれないですけど、脚トレの辛さが無いだけでだいぶ敷居は低くなる面はあります。


努力をして達成感を得られるのは良いことです。

ただ、自分的には上半身トレだけにハマらないようにしたいなと思いました。

前述したのですが、やっぱり部位としての大きさが小さいです。

例えばベンチプレスで鍛えられる大胸筋は腕の筋肉より大きいですが、それでも脚の筋肉の大きさには及ばない。
相澤隼人さんでいうと、片方の脚だけで大胸筋以上の筋肉がついていると思います。

完全に自分の趣向の話なのですが、脚というのは大事な部位だと思っています。

歩けるかどうかは生活の質に繋がります。
それを考えると、筋トレをして自分の将来につながる身体にしていくのならば、脚の筋肉はしっかり育てておきたいです。

他の点でもメリットは有り、スクワットなどの種目では脚だけでなく体中の多くの部位を使うので、全体の筋肉を強化することにも繋がります。

また、大きい筋肉が有るということは消費カロリーにも寄与しますので、脚を鍛えることで消費カロリーを増やすことになり、それは脂肪がつきにくくなること、脂肪が減りやすくなることを意味します。


なので、腕トレのやってる感に呑まれないようにしたいな、と思いました。

サポートがお金になり、お金が食事になり、食事が僕の筋肉(か皮下脂肪)に変わります。あなたへの得は一切ありませんがよろしくです。