おいおいおいおい

政治はいろんなところが絡むから誰を支持するかは人それぞれですが、自分は石丸さんに東京都知事になって欲しかったです。
しばらく前から彼の論理性と言語能力と勤勉性と率直さに惹かれていました。

反対意見が出たときの反論の質が他の人とは数段階違うんです。
そもそもの概念から話せる人です。
議会はなんのためにあるか、議員は何をするためにいるか、各会議は何を目的にしているかなど根本的に理解していて、しかもそれを普通の人にも理解できるように説明できる。
さらに、それをネットメディアを使って周知することさえもできる。

都知事候補同士、小池さんと石丸さんと蓮舫さんと田母神さんの討論会がありましたが、そこでも石丸さんはずば抜けていました。

小池さんは本当に政治家の動きで、質問に対してイエスでもノーでもない答えを終止していました。

あと、築地関係者が移転の杜撰さに文句を言っていたがどう思うかという田母神さんの意見への反論が「もう少し友達を選んだほうが良い」という強烈な言葉だったのにはびっくりしました。
築地関係者は都民なのにそんなこと言っちゃうんだ、と。
そんなことがつい言葉に出てしまうようなそういう感覚で都知事をしているんだ、と。
反対意見を聴く柔軟性が明らかに無いというか、あからさまに切り捨てている。

討論会では改めて小池さんと石丸さんの論理性と感覚の差が出ていて、これは大きな転機になると期待していました。
近頃は50代以上の方たちでもネットに詳しい人もいるので石丸さんの能力が広まっているでしょうし、勝てる確率は十分にあると思っていました。

でも、2位でした…。

また4年間、既存の枠組みの人が既存のやり方をするのか。
石丸さんが出たことが転換点だと思っていたので、この結果はただただ残念です。

あと、勝手ながら多くの都民には失望しました。
なんでそうなるの！
でも、石丸さんに投票した多くの若年層の方々を尊敬します。

今回の唯一の救いは、若年層の石丸さん支持者の割合が大きいことです。
10-30代は石丸さん支持者が一番多いようです。

歳を取るに連れて保守的になってしまうのがこうやって数字で出てしまうのは悲しいですが、若さが持ちうる柔軟性への期待をもたせてくれるデータでもあります。

今はネットの影響力が強くなってきていることが、今回の石丸さんの2位という結果に繋がりました。
ネットに強い若年層ほど支持率が高いことから、そう言えると考えています。
テレビメディアだけしか見ない高齢者は、石丸さんの能力を知る事すらできなかった。知っていたら結果も違っていたかもしれない。

今回は当選しませんでしたが、4年後にまた石丸さんが出馬するかもしれません。
その頃は今よりもっとネットの影響力が増しているはずです。
その時に期待します。

政治家になると様々な力関係に巻き込まれそうになったり、ストレスにさらされたりと困難は多いと思いますが、4年後もいまのままの石丸さんでもう一度登場してほしいです。