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リピ確部分の引用

陸の人々はその土地ばかりに目を向けていて, 地球の球体性をなにかに役立たせることなど、とんと考えつきもしなかった。そして彼らは石の壁を築きはじめる。

R.バックミンスター,フラー『テトラスクロール』、芹沢高志訳、株式会社めるくまーる、1994年、42ページより引用

陸にへばりつき陸を守ろうとする人々は、圧縮的で四角形的な壁をつくりあげる。必要以上のものを使って、重い重い壁をつくりあげる。

R.バックミンスター,フラー『テトラスクロール』、芹沢高志訳、株式会社めるくまーる、1994年、42ページより引用

これに対して水の人々は木で舟をつくったから、引っぱり的、曲線的、三角形的なやり方をとる。そして重さ1オンス当たりの、時間1分当たりの、エネルギー1エルグ当たりの実現される機能効率を最大にしようと、自分たちの“環境コントロール器"つまり舟をデザインしていった。

R.バックミンスター,フラー『テトラスクロール』、芹沢高志訳、株式会社めるくまーる、1994年、42ページより引用

それで比較的ちょっとのことで、ずいぶんと多くのことができるようになった。しかし彼らは満足しない。彼らは自分たちの舟がどんな嵐のなかでも浮かんでいられるよう、もっともっと少ないもので、もっともっと多くのことができるように、デザインの改良を続けていくのだった。

R.バックミンスター,フラー『テトラスクロール』、芹沢高志訳、株式会社めるくまーる、1994年、42ページより引用


繰り返し読み返したいので、彼のためにほぼ全文載せておきます。



今回は賽銭箱無し!


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