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人生で初めて死にたいと思った日

中学2年生の夏、糖質を拗らせた母親と言い争いになり割れた大きめの皿を踏んで動けなくなった。血が予想以上に出てショックを受けたのか、母親がハッとしたように近づいてタオルで止血しようとした。 「ごめんね。ごめんなさい、ゆるして。ちゃんと治る所に連れて行くからね。」 母親は携帯を片手に家を出て程なくして戻ってきた。 「迎えに来てくれるって!」 迎え?に来たのは少し禿げた小太りのおっさんで、いかにも胡散臭い笑顔を浮かべていた。訳がわからなかったけど、なんの予定もなかったし、疲弊と足

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