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First Priority

一年ほど前の話。

帰りの地下鉄に飛び乗ると女性専用車両はぎゅうぎゅうで、

次の駅でたくさんの人が降りると車両に男性が混じって立っていた。

たまにあることだが、皆指摘はしないもののここは女性専用車両だぞという厳しい視線を傾けているのがわかる。

座っていたひとりの女性がその男性に近寄り

「おかけになりませんか。」と声をかけている。

ぎゅうぎゅうで気づかなかったがよく見ると手には、白杖が。


急に恥ずかしくなる。

女性専用車両である以上に優先されるべきものを意識させられた。


そもそもわが地元の人口で、ここまでたくさん女性専用車両ってなくてもいいのかもしれない。

元々ない文化を取り入れるとどうも過剰になったりするよね。

私も全体がよーくみられる目がほしいとこころから思った日だった。

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