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約束のタイムリミット。

つきあってる時
「あのお店に行こうね」
「今度はあそこに旅行に行こうね」
「一緒に住もうね」
「ずっと好きだよ」
「ずっと一緒にいようね」
とか。

「支えになりたい」
「近くで見ていたい」
「ずっと応援してる」
「そばにいるよ」
これは願望ですが、相手に伝えると約束に変化することもあります。

まあどんな約束でも願望でもいいんですけど、こういう約束をする事があります。
逆に付き合っていて、約束を全くしない人たちはあまりいないんじゃないでしょうか?

では、この約束たちはいつまで有効なのでしょうか?

復縁相談で
「でも彼は○○って言ってくれましたし、約束してくれました」
と言われる事は結構あります。
彼はその時○○って言ったんでしょうね。
嘘だとは思いません。
でも、その時にした約束はまだ有効なのか。
問題はそこです。

状況が変わると、以前にした約束が反故になる事はあります。
仕事なんかがまさにそう。
「ずっとこの会社でがんばります!」
なんて言ったとしても、辞めたらずっとこの会社で頑張れるわけがありません。
もう会社にいないんだしね。
約束は消滅した。

恋愛でもおなじで、別れたらもちろん、別れていなくても状況が変わってしまったら、その約束は無かったことになっている事があります。
ただ会社と恋愛は違うから、契約書や書類での申告があるわけじゃないから、反故になったタイミングがわかりづらいというだけ。

2人でした約束を、自分の都合のいいように勝手に内容を軽く変えてしまう人がいます。
勝手になかった事にしてしまう人もいます。
ここはその人の人間性による部分が大きいので、なんとも言えませんが。
恋愛だけでなく、人間関係全般で起こり得ることですよね。

約束って口でするじゃないですか。
今はLINEって事もあるけど、言うだけって簡単だしなんでも言えちゃうじゃないですか。
言葉よりも行動を信じたほうがいいっていう、当たり前論になっちゃうわけですよ。

言葉よりも行動を見る。
あまりにも当たり前すぎていまさら話すつもりもありませんが、口で言った事をしない人の言葉はもう、信用するに値しません。
もうなんとでも言っててくれや。
おまえの話一切信じないし、聞き流すからなって気持ちで。

つきあっていた時にした約束のタイムリミットは、別れる時までです。
つきあっていた時にした約束、言われたことばは、その時は本当にそう思っていったんでしょう。
嘘かもしれませんけど。
でももう別れたならどちらにしても果たされない約束となる。

この、果たされない約束に縋り付いてはいけないよ。
もう終わった事だから。
残酷だけど、それは理解して欲しいところです。

もしその約束を復活させたかったら、再度関係性を再構築して、復縁するか、友達になる。
それでもう一度、同じ約束をするしかありません。

約束って責任感と義務感と愛情とやる気と、時にはお金も時間も。
さまざまな事を使わなければ果たされる事はない。
まあ労力は使うし大変な事なんですよ。
約束の遂行って。

恋人の時はお互い好きだしすんなりと成り立ってた事が、別れを迎えるともう更地になったと思ってもらったほうがいいと思います。
こつこつと作り上げてきた、2人だけしか入れないお家が消えるイメージ。

別れ方や理由によっては、小さなお花が咲いてるかもしれない。
クレーターになって、ボッコボコに穴が開いてるかもしれない。
地雷がまだ埋まっているかもしれない。
取り壊し中で資金がなくなり、鉄筋が剥き出しかもしれない。

まあでもそういう事です。
どちらにしても約束はもう無効です。
ちなみに新しく出会った人の土地は、「住宅建築予定○○不動産」みたいなまっさらな土地です。
地雷もクレーターもない代わりに、小さな花も咲いていない。
どんな家が建てられるかもわからないし、建築途中でおわるかもしれませんね。

復縁において、過去に「こう言ってくれた」という情報はあまり重要ではありません。
言ってくれてやってくれていたなら、いつまでもそこにこだわっていません。
果たされていないから、こだわってる。
問題なのは、そこに縋り付いて動けない気持ちの方ですね。

約束なんて簡単にするべきではないと思います。
自分を嘘つきにしたくないからね。

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