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枕なんてぐちゃぐちゃに濡らして、干せばいい。もしくはまた買えばいい。
どうしても辛い夜ってあります。
その日に何か悲しい事があった。
特に何があったわけでもない。
ただ、どうしても涙がこらえられない時がある。
なんなんでしょうね。
満月のせいかもしれない。
よくわからないけど。
毎日頑張って仕事して、疲れて帰ったらやらなきゃいけない事だけなんとかやって、気がつけばもう寝ないと明日起きれない。
そんな日々をお休み前まで繰り返す。
考えたり立ち止まってる時間すらない。
お休みの前の日、せっかくだから遊びにでも行けばいいのに、特に遊びたいわけでもない。
なんならだいぶ面倒くさい。
疲れてるし。
帰ろうと電車に乗る。
ふと虚しさが襲ってくる。
こんな気持ちになるなら、ちょっと無理しても遊びに行っておけばよかったかしら?
お酒でも飲んだら、この虚しさから少しは解放されたかもしれない。
大人になるとなぜかそんな夜が増える。
寝てしまえばいいの。
どうせ朝が来るから。
でもこんな夜にこそ、なにか重大な意味がある気がしてなりません。
自分が何かを訴えてる気がするから。
ぐちゃぐちゃな自分の感情に聞き耳を立ててみる。
簡単にはなんだか教えてくれない。
なにが自分をこんな気持ちにさせてるのか、自分でちゃんと考えろや!って言われてるくらいに、教えてなんかくれない。
でもね、そんな日があってもいい。
だって誰だってひとつのことだけしてて生きていけるような世界じゃないし、色んなことが絡まってのぐちゃぐちゃなんだ。
答えなんて出さなくていい。
そういう時は、泣きながら寝たらいい。
寝れなくてもいいけど、泣きたい時は泣けたらいい。
そう思います。
枕が濡れたら干せばいいし、なんかその枕がしっくりきてなかったら、この際新しいのを買おう。
枕って睡眠において、ほんと大事だし。
運命の枕に出会う可能性もあるよ。
泣きたい時は泣けばいいし、苦しい時も泣けばいいし、泣きたくなくてもたまには泣けたらいい。
涙には浄化作用があるからさ。
泣くだけ泣いたら、新しい朝が来るよ。
みんな無理しすぎなんだ。
泣け。
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